月刊誌「選択」の7月号記事は、菅と加藤の「不和」の源、との副題で「官房機密費をめぐる最新事情」と題した記事は驚くべき内容です。それによると歴代の政権で官房機密費は官房長官が管理してきた。ところが菅首相はこの官房機密費を自分で独占して、この機密費を自分のために使っているという内容です。
安倍内閣の官房長官として、菅が7年8か月間で自身が管理した官房機密費は86億8,000万円で、この金を無派閥の若手議員30~40人に配り、菅派として囲い込んでいるという。また官房機密費が首相就任時にも使われてきたといわれています。
官房機密費年間12億円余りを菅首相が管理していることは自民党内の公然の秘密のようで、菅首相は再選目指し官房機密費を武器にしており、このため加藤官房長官と菅首相の間は「会話すらない」状態だという。この強欲の一事で、菅首相は自民党内の支持を失い再選は難しいと報じられています。
最近安倍と二階の接近が報じられております。安倍はトランプと仲が良かったのでバイデン米大統領とはうまくいきません。安倍は二回目の復活のつなぎを必要としており、二階もキングメーカーの立場を維持したいようです。二階幹事長が小池都知事と会談をしているのは次の総裁選挙目当てとみられます。
オリンピック・パラリンピックが終われば、自民総裁選で新しい総理が決まります。二階幹事長と安倍前首相が小池都知事を総理に担ぐ可能性がありそうです。新しい首相で秋の総選挙を闘う方が自民党の候補には有利だからです。
共産党や立憲民主党はオリンピック中止を掲げたため、小池担ぎ出しで窮地に陥る可能性があります。コロナ禍でオリンピックを成功させた日本初の女性首相=小池百合子の下での総選挙は自民党には最善の選択となりそうです。
共産党は、オリンピック反対で、しんぶん赤旗はオリンピックの報道を一切報じていない。自分たちが反対するものは掲載しない方針らしい。日本人アスリートの活躍で国民が感動しているときに、野党が今もオリンピック反対を掲げることは誤りです。
野党は自民党のコロナ感染対策をこそ批判すべきで、これと関係のないオリンピックを敵視することは理解不能で、総選挙対策としては愚策と言うしかありません。
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