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新世紀ユニオン発行のニュース

◆出勤停止処分について

 会社が退職強要の手段としているため、最近出勤停止処分になる労働者が増えています。

 法律は使用者(会社)が企業秩序維持のためにおこなう懲戒権を認めており、その懲戒事由及び懲戒の種類・内容はあらかじめ就業規則に定めて、周知されていることが必要とされています。

 法律上は対等の立場で結ばれた雇用契約であるのに会社の方にだけ懲戒権を認めているのは本来筋が通らないのです。

 会社の懲戒権とは資本主義制度の下で経済的地位の相違がもたらした権力であり、賃金奴隷制度の本質が現れたものです。

<出勤停止処分が有効となるための5つの原則>

1.処分が就業規則に定められ、それが労働者に知らされていること
2.処分規定の内容が合理的であること
3.処分事由が事実であり、処分規定に該当すること
4.適正な手続きを踏まえた処分であること、本人に弁明の機会が与えられていること
5.処分が相当であり(相当性の原則)、平等に取り扱われていること(平等取り扱いの原則)

 一般的に自宅待機と出勤停止とは明確に区別されており、企業の都合による自宅待機には最低60%の賃金を支払う義務があり、懲戒処分としての出勤停止処分は賃金支払い免除となります。

 就業規則には普通出勤停止の上限の日数(7日~10日)が明記されています。これは会社の就業拒否によって、労働者の収入を一時的に断つという経済的制裁を含んでいます。

 労働基準監督書によれば出勤停止処分は長期にわたってはならず、その長さは「公序良俗の見地」から制限(労働基準局長の通達)があり、不当に長期にわたる出勤停止は許されないものとなっています。

 就業規則に出勤停止処分の日数の上限が定められていれば、それを超える処分は違法となります。

 つまり、就業規則とは労働者も会社も守る義務があるのです。

 また同じ理由で最初は降格減給処分をおこない、さらに出勤停止にするのは二重処分として違法です。

 また「当分の間」などと期限の定めのない出勤停止処分は違法で、それは事実上の解雇と同じと解釈できます。

 労働基準監督署によれば、出勤停止は賃金が支払われないとはいえ労働基準法91条の減給制裁には当たらないと解されています。

出勤停止といっても現実に外出を禁止する法的効果を有するものではありません。

 また出勤停止を命ぜられていても組合活動のために会社構内に立ち入ったとしても出勤停止命令に違反したことにはなりません。

 また処分決定の日から遡って処分することも違法です。

 会社が出勤停止処分の合理的かつ正当な理由がないので、賃金を支払いながら出勤停止処分にする例もあります。これは職場から特定の労働者を排除する狙いを持つものですが、この場合もそのような出勤停止処分が就業規則に明記されているか、かつ周知されているかが重要になります(罪刑法定主義類似の原則)。

 以上ここに記した、出勤停止処分が有効となる5つの原則を1つでも欠ければ違法処分と見てよいといえますので、出勤停止処分にされた労働者はあきらめずに、新世紀ユニオンに相談してください。

 尚、相談にあたっては就業規則を持参して下さい。
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◆人間を否定したトヨタパビリオン

 私は、6月20日(月)に二度目の愛知万博に行って来ました。2時間並んで待った末に夕方6時40分の公演を見ることができました。愛知万博に行くからにはロボットをということで、トヨタパビリオン(トヨタグループ館)に入ることにしました。さすがに並んで待つだけの演技だったと思います。

 はじめのウェルカムショーは、ロボット達が集団でトランペットを吹いて、「聖者の行進」を演奏します。観客が一緒になって歌うシーンがあります。次のメインショーは、ダンサーが火山溶岩に流されている所(一部本物の火炎が舞台で噴火します)からi-unit(ホイールベースを変えることによって乗員の姿勢が変わる車)が救出に来ます。最後はi-foot(人間が乗る二足歩行ロボット)一台だけ残して締めくくりです。

 今回は確かにロボットは舞台裏でリモコン制御しているかもしれません。どんなに高級なスピーカーを用いても「雑音のない」トランペットの音は聞こえてこないでしょう。プロの演奏家ならば、演奏しようとする曲並びに詞を理解した上で演奏しているはずです。だから、聞く人が歌詞をある程度知っていたら、ただの楽器の音ではなく、まるで歌っているように、語りかけるように聞こえてきます。「残念なことに」制御が巧妙なために、あのロボットの演奏でさえもそのように聞こえてきます。したがって、演奏家の人減らしにつながりかねないと私は危惧しています。でも、あのロボットはかわいいです。

 また、i-unitやi-footは、電動車イスの進化型ととらえることができるので、「福祉博」にはいいかもしれません。特に二足歩行は、車イスの欠点である段差に対する答えです。もし、町中でi-unitやi-footに乗っている人がいたら滑稽です。また、障害者は「あらゆる人の手助けがあって初めて生きていける」ことから、進化した車イスによって「足の不自由な人の介助者はいりません」となったら、少し違和感を感じます。介護保険及びそれをを食い物にした介護産業も問題はあるかと思いますが、介護労働者に対する切り捨てが心配です。

 トヨタの狙いは、経済のグローバル化を推し進めるにあたって都合の悪いもの(リストラ不可能なもの)の排除だと思います。私は、一番見たかったものであると同時に一番見てはいけないものを見てしまったような気がします。
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◆米国産「BSE牛肉」の不買い運動を展開しよう!

 6月24日、アメリカで2頭目のBSE牛が発見されたことが公表された。今回の発見はアメリカの検査方法ではなく、欧州や日本が行なっているウエスタンブロット法という高精度検査で見つけられました。このことはアメリカ政府の主張する科学的な検査による安全がまったくのデタラメだったことを示しています。

 アメリカのBSE検査は、と畜数の0.1%しか検査していないので2頭目が見つかったということは、少なくとも2000頭のBSE牛がいることになります。

 日本政府は既に食品安全委員会にアメリカ産牛肉の輸入再開するための条件を諮問しているのです。つまり小泉首相がブッシュ米大統領に約束した米国産牛肉の輸入再開は確実となっているのです。

 アメリカ国内では現在もBSEの原因となっている牛肉骨粉がえさとして流通しており、牛の血しょうもえさにされていると報道されています。しかもアメリカの病院には新変異型ヤコブ病の患者が多くいるのに原因解明がされていないと報道されているのです。

 ニューヨーク・タイムズ紙は、「BSEの原因となっている肉骨粉を食べさせるような飼い方をやめるべきだ」と提言しています。

 どう考えてもアメリカではBSEがまん延しているのです。

 重要なことは、アメリカが人ぞ知る「人種差別」の国であり、検査されない“へたり牛”=BSE牛肉が黄色人種である日本に輸出される確立はきわめて高いのです。

 日本政府が“アメリカの牛肉は安全だ”として輸入を解禁するのなら私達日本の消費者は大不買運動によって自分達家族の命と健康を守らねばなりません!
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◆新世紀ユニオン存続・発展のため緊急資金カンパのお願い!

 小泉政権の進める「構造改革」によって、日本は急速に“弱肉強食”の社会へと進んでいます。

 「労働力の流動化」と称する不安定雇用化は、労働者への賃下げ、長時間労働、大量失業のテコとして作用し、一握りの勝ち組と大多数の負け組みに分化させています。

 失業と賃下げ、高負担と増税で日本の労働者はますます厳しい状況に追いつめられています。

 労働者の窮迫した状況は、日本の社会が新世紀ユニオンの存在を必要とし、その発展をもとめていることですが、同時にその労働者の経済的窮迫が逆に新世紀ユニオンを経済的窮地に陥らせています。

 組合員のそれぞれの家庭は“親が病気で入院”するなど出費が増え“一時金が半減”し“大幅な賃下げ”や阪神大震災による二重ローン等などによって経済困難に直面しています。こうしたことが反映して新世紀ユニオンへの一時金カンパは、かっての半額以下へと急速に低下しています。

 組合費の未納も増えています。

 組合事務所の家賃、宣伝費、事務費、通信費、光熱費等などの出費は組合員数の増加とともに上昇し、まるで新世紀ユニオンの財政は運動の広がりとともに反比例する深刻な事態となっています。

 野蛮な資本主義化は新世紀ユニオンを維持・発展させるための経済的基盤をも破壊しているのです。

 組合員・サポーターの皆さんの経済的困難を承知の上で新世紀ユニオンの存続・発展のための緊急資金カンパを熱烈に訴えるものです。

 なお組合員の中から「他のユニオン並みに組合費のアップを考えるべきだ」との声もありますが、執行委員会は戦略としての二重加入を推進・拡大していく上で、当面資金カンパと組合員の拡大によって、この危機を克服すべきであると考えています。

 皆さまのご協力をよろしくお願いします。

2005年6月15日 新世紀ユニオン執行委員長 角野 守
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