私は、医療関係の会社に女性チームのリーダーとして勤務をし、充実した日々を過ごしていました。ところが、私の勤務する大阪事務所の責任者が男性から女性に代わると、すぐに、それまで明るかった職場の雰囲気が一変し、陰湿なムードが漂うようになってきたのです。そして、この女性責任者は、私の排斥を意図しているとしか考えられないような言動や指示をくり返すようになったのです。しかし、私は、チームメンバーの励ましもあり、「こんなことに負けてられへん」と、気を取り直して、以前にも増して業務に専念するようになったのです。
ところが、このような私に対して、会社は、昨年の3月、突然に「降格・減給処分」を言い渡してきたのです。まさに、晴天の霹靂(へきれき)の思いでした。その後、私は、このショックから体調不良になり、医師の勧めもあったことから、一週間の病気休暇を取ったのです。そして、この療養の結果、体調も回復したので、「就業可能」の医師の診断書を会社に提出し、職場に復帰しようとしたのですが、会社は私の出社を認めてくれなかったのです。「皆さんこんなこと許せますか?」その後、私は会社に対して抗議したのですが、会社は取り合ってくれませんでした。
そればかりか、同年の8月になって、私は、会社から今度は、東京の子会社への「出向命令」を受けたのです。この出向には何の合理性もなく不当極まりないものだったので、私は当然の権利としてこれを拒否しました。ところが、会社は、このことを待っていたかのように、この直後に私を解雇したのです。
その後、私は、「もうあんな会社いやや!」「次の就職先を探そう!」とも考えたのですが、どうしても、不当な処分を一方的にくり返した会社が許せませんでした。そして、「このまま泣き寝入りしたら自分に負けたことになる」という気持ちが日増しに強くなってきたのです。
しかし、労動問題に無知な私は、このような思いを強くしたにもかかわらず、会社と、どのように闘ったらよいのか、具体的方法など思いもよらなかったのです。こんな時、夫から「新世紀ユニオンに相談に行こう」、「家族全員で会社と闘おう、それで負けても悔いはないやん」とのアドバイスをもらったのです。
現在、私は、不当な処分をくり返した会社と、裁判の場で闘っています。「私と同じような目にあっている多くの皆さん、泣き寝入りしないで闘いましょう。」一人で闘っても会社には勝てないなんて諦めないで下さい。
組合には、労働問題のプロの方たちと、多くの仲間がいます。みんなが支えてくれ、励ましてもくれます。私は、この様な環境にあるからこそ、現在も、これからも闘っていけると確信しています。諦めず、泣き寝入りしないで一緒に闘いましょう。私も諦めません、最後まで闘い抜く覚悟です。
近い将来、「不当な処分をくり返した会社に、勝ちました!」と皆様にご報告できることを切望している今日この頃です。
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