今日、近所の映画館でデジタル3D作品である『アルビン号の深海探検3D』 公式HPは http://www.alvin.jp/ を見ました。専用の立体メガネを使ってです。たった55分(本編40分)の映画ですが、3Dのため料金は割高です。一般2,000円(ただし、この映画はあまりに短いので1,300円)。普通の映画と違って、登場人物等が自分の目の前に飛び込んできたり、奥行きのある映像を見せてくれます。したがって、自分が実際にアルビン号に乗って一緒に潜っている感覚です。
あらすじは公式HPをご覧になってもらうとして、海の中に潜ってみると、陸上から海を見るのとは大違いです。太陽の光が海の水に全部吸収されて暗黒の世界です。その中でも美しい光を出すクラゲ(発光するのでなくわずかな太陽の光を反射するのです)や鮮やかな赤色のチューブワーム(深海の熱水噴出孔で生存)があったりして、陸上とは違う絶好の景色が見られました。生身の人間が決して会うことができない深海の生物に出会ったような感覚になるので、理科の教材にいいかと思います。
ところが、曜日および時間帯の関係かもしれないが、この回の映画を観たのは私たった一人だけでした。座席数は193席あるのにです。しかもデジタル3D上映機材を使ってです。映画館は指定席なので、誰もいないのに映写機?を回すのでしょうか。この映画の製作費およびアルビン号の製作資金(50億円くらい)回収できるのでしょうか。いい映画だったのに・・・。
ところで、3D映画館であるサントリーミュージアムは2010年12月末に閉館します。サントリーとキリンホールディングスの経営統合が絡んでいるともいわれています。こうなると、映画の新技術である3Dの行く末が心配です。
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