「高度プロフェッショナル制度」とは労働者の間で「残業代ゼロ法案」のことである。家畜化した企業内労組の上層連合である「連合」が労働者を裏切り、「年104日以上の休日確保」を義務付けるなどの条件で賛成に転じたことから、連合内の地方組織や産別などの反対が相次ぎ、「連合」は賛成を取り付けることができない、異例の事態となっている。
さらに重要な変化は、労働者の代表として政労使合意で労働者を裏切り続けた「連合」が労働者の抗議デモに見舞われる事態となったことだ。この反「連合」デモは連合傘下でない労組の関係者や市民がツイッタ―等で呼びかけたもので、メッセージは「連合はかってに労働者を代表するな。」等のキーワードと共に拡散。デモ参加者はツイッタ―等でデモの開催を知り自主的に仕事帰りに参加した。
参加した労働者は「労働者に囲まれデモまでされる労働組合とは一体何なのか? 恥だと思って欲しい。」「連合の一部の幹部だけが勝手に政府と交渉し、話を進めているように見える。一般の組合員は納得していないのではないか?」と語っている。(毎日新聞)
こうしたデモ参加者は「残業代ゼロ法案」の「年収1,075万円以上」の条件がすぐ緩和されて対象が広がることを指摘している。こうした反連合の抗議デモが自然発生的に起き100名以上のデモとなったことは日本の先進的労働者が行動し始めた事を示しており、今までになかった注目すべき事態である。
家畜労組の代表たる「連合」への抗議のデモが起きるところまで労働分野の規制緩和が進み、危機感を持った労働者が自然に抗議行動に立ちあがり始めたことを高く評価しなければならない。我々は労働者大衆の自主的な「連合」労働貴族への抗議デモを断固支持するものである。
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