新聞を切り抜いていて驚きの記事を見つけた。しんぶん赤旗の4月11日の記事で「国内上位40人資産18兆円」「米紙調べ、安倍政権下で2.4倍に」という記事である。それによると「米紙フォ―ブス」が5日に発表した「日本長者番付2018」によると、日本の富裕層上位40人の資産保有総額は第2次安倍政権発足前の2012年の2.4倍になっていることが分かったというのです。
2012年と比較可能な上位40人が保有する18年の資産総額は約18.4兆円でです。12年の上位40人の資産総額は当時約7.7兆円でしたので安倍政権下で2.4倍に増やした事になります。この5年間で労働者は賃金が平均5万円ほど下がっていますから、お金持ちがスキャンダルまみれの安倍政権を支持する理由が分かります。
アベノミクスとは、莫大な国債を日銀に引き受けさせて、未来の税収まで使って公共事業をやり、年金資金を株式市場につぎ込んで株価を無理やり上昇させてお金持ちがぼろ儲けする政策のことです。表面上景気がいいように見えますが、景気のいいのはお金持ちだけです。資金をじゃぶじゃぶにして投機を煽り。物価を2%上昇させることで、庶民の預貯金を目減りさせるのですから、事実上は庶民からの収奪政策と言えます。
考えてもみて下さい、日本国の財政は多額の国債で予算規模が膨らまされています。国債とは税金の先取り請求権の事ですから、日本は子供や孫の時代の税金を先取りして消費していることになります。国債発行総額が既に1,000兆円を超えているのですから、このような政策がいつまでも続くはずがありません。考えて下さい、借金でぜいたくな生活を繰り返す、そんな生活はいつか破算します。そうです日本経済は既に破綻寸前なのです。
日本の国民の預貯金が約1,600兆ありますがこれが紙切れになりつつあると考えて下さい。そう考えると、日本の大金持ちの資産が5年間で2.4倍に増える仕組みが分かるはずです。大金持ちのぼろ儲けを見ていると中小経営者も強欲になり、違法行為をして儲けようと貪欲になります。これがブラック企業が増える背景です。
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