このユニオンに相談に来る人の中には、パワハラでうつ病になったり発達障害でミスを繰り返し解雇になった人が何人かいます。結果を先に言えば、相談者に有利な解決はできず、また、精神科の先生に診てもらっても治ることはありません。
これは、医師や医療を批判する投稿ではありません。実の原因は、コミュニケーション力の低下にあるのです。ひとたび精神障害になると、話が通じません。労働相談もそうですが、あの頭のいい医師でもそうです。
医師が患者を診察する場合、必ず問診から始まります。精神科だけでなく、どんな身体の病気・ケガもそうです。患者本人が初対面の医師に自分の症状をありのまま漏れなく正直にわかりやすく伝えなければ、医師の仕事は次に進みません。下手すれば医療ミスを起こしかねません。
また、精神病患者の場合は、病識がないため、自ら医師の診察を受けることがありません。うつ病の場合は、病気を治す気力そのものもありません。発達障害の場合は、変にプライドが高いので、診察を受けることがありません。
私は何度か精神科にかかったことがあります。カルテには「うつ状態」や「○○発達障害」などと記載されています。実際に薬は飲んでいません。医師の話を何度か聞いただけで治りました。
実は、この病名は健康保険へ診療報酬を請求するにあたって絶対に必要なものです。まだ正常なほうではないのかと思っているのかもしれません。本当に来てほしい患者は来ないのです。連れられてきたとしても何を言っているのかわからないということで困惑する医師もいるでしょう。
私は、心の健康管理は必要だと考えます。闘う上での障害となる業務外および家庭内での問題ごとは先に完全に解決してください。身体だけでなく精神面においても例外なく「早期発見・早期治療」です。
ひどくなるのを待つ必要はありません。病気の進行はすぐに食い止めてください。医師の診察を受ける時のために、日ごろから「5W1H」で簡潔にわかりやすい言葉で話す習慣をつけてください。証拠となる資料が必要となる場合があります。精神障害はとにかく予防すべきです。
ぜひ読んでもらいたいブログがあるので、紹介します。
なかおクリニック(大阪府高槻市)
http://www.nakaoclinic.ne.jp/ 私は一度は行ってみたいところです。非常にわかりやすい文章です。目から鱗です。才能アリです。
ただし、どんなに力量のある先生の所に行っても、先生に話がきちんと伝わらなければ、全くの無意味です。。
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