毎日労働相談を受けていると、ユニオンに対する労働者の認識に誤りがあることが分かります。
1番多いのがユニオンを困った時だけ実用主義的に利用しようと考える人です。この人達はユニオンを「困った時の便利屋」のように考えています。このような風潮は、社労士のHPや経営者団体のHPが困った時に利用して、さっさと脱退しようと宣伝している反映です。
実際に労働者が自分の雇用を守るには、労働者は1人では無力なので常日頃から信頼できるユニオンに団結しなければなりません。
働く者は組織された労働者として仲間と共に雇用を守るために必要な知識を学び、いざリストラに直面した時に、上司の面談にどのように対応するのか、証拠となる発言記録はどのように証拠を残すか、普段から学んでおかないと雇用を守ることはできません。したがってリストラの標的になる前に新世紀ユニオンに加入しておけばほぼ100%雇用は守れるし、リストラの対象になってからだと80%、解雇されてからだと雇用を守る確率は低くなります。解雇されてからだと証拠を集めるのが大変で、しかも裁判をする必要が出てきます。お金も時間もかかります。
早めに新世紀ユニオンに加入して普段から学習しておけば、簡単にリストラを“潜り抜ける”ことが出来ます。つまりリストラは“かわす”事が本人にとって1番いいのです。
裁判や団体交渉や内容証明を出さなくても、会社にわからない形で新世紀ユニオンに加入し、リストラを回避することができれば、後に会社とシコリやマサツを残さずに雇用を守ることが1番いいのです。
つまりリストラされてから慌てふためくのではなく、事前に新世紀ユニオンに加入して、いつでもメールや電話で相談できるようにしておくこと、事前に必要な知識を学んでおくことが重要なのです。
いわば普段から「保険」をかけておく(ユニオンに加入しておく)ことが重要だということです。
ところが経営者側や社労士は、労働組合にはなるべく小さい方が商売上利益になるので、ユニオンを一時的便利屋、リストラ対策屋のように描くのです。
もちろん新世紀ユニオンは解雇になった後でも雇用は守れますが加入は早いにこした事はないのです。ユニオンに加入するという事は、労働組合法の保護を受けることができ、ユニオンに団結することで、リストラにゆとりを持って対応でき、また適時に相談できます。
ただユニオンを便利屋のように利用し、問題が解決すれば逃げて、組合費・拠出金を払わない、そんな恥知らずな人には我々は加入をお断りします。なぜならそれは団結ではなく裏切りですから! 労働者がユニオンに団結すること、つまり組織労働者となることの率(組織率)は、日本は20%ほどです。以前は30%を超え、この時には大幅賃上げを勝ち取ったこともありました。近年の労働条件の悪化は、労組の家畜化が原因であり、労使の力関係が反映したものです。
労働者は組織労働者として生きることに誇りを持たねばなりません。会社に精神的従属を拒否し自立した人間として生きていくべきです。新世紀ユニオンはあなたの雇用を守ることのできる労組です。
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