世界情勢は激動の時代を迎えています。至るところでテロが発生し、爆弾の爆発・トラックの突入・銃の乱射、中東では内戦・宗教戦争のるつぼと化し、部族紛争はアフリカにまで拡大しています。アジアでは中国覇権主義が狂気のような軍拡を進め、「反日」のイデオロギーを国内人民に注入し、侵略の機会をうかがっています。世界が世界大戦前の段階に酷似してきたことに警戒心を持たねばなりません。
世界経済はトランプ次期米大統領の登場で保護貿易主義に転じ、世界の貿易は縮小に向かい、世界大恐慌の可能性を強めています。アメリカの一極支配から世界は多極化の時代に入りつつあります。日本は、「アメリカ第一主義」の下では対米自立し、自分の国は自分で守るほかない局面にあり、「憲法9条は日本の宝」という、バカげた法的観念論を克服しないと日本は亡国の淵に立つことになります。
新世紀ユニオンは、既成労組の多くが家畜化し、闘わなくなる中でリストラ攻撃を受けた労働者の雇用を守り、闘うことを目指して結成後17年間活動を続け、貴重な教訓を積み重ねてきました。最近では新世紀ユニオンの評判が広がり、争議件数も増えてきました。自分の事案が解決しても引き続き新世紀ユニオンで闘う仲間も増えてきました。
労働者が階級的力を増大させないと日本社会がよくならない事を、多くの労働者が理解し始めたことを評価しなければなりません。政治家が年金削減法案やカジノ法案を強行採決し、国民を収奪し、新たな利権を作ることに躍起となり、世界中のカジノ業者が日本国民の個人金融資産(=500兆円)を奪い去るのを許す法案を作る政治家の動機は、自分の私的利益のための利権作りに他ならず、そうした政治家は「亡国の徒」と言うべきです。
新世紀ユニオンはそれがたとえペイしない事案であっても、労働者がこれ以上犠牲にならない為に断固闘うことを信条としています。ブラック企業は日本経済を腐敗させ、違法行為を利潤の源泉と考える強欲の徒であり、彼らの暗躍を一掃すべく闘うことを我々は信条としています。
新世紀ユニオンは、パワハラやいじめで心を深く傷ついた労働者のために断固闘うことを信条としています。政府のバカげた雇用助成金のために日本社会はパワハラ社会となり、労働が次第に強制労働となりつつあります。新世紀ユニオンはあらゆる職場でのパワハラに断固反対し闘っていきます。
強欲の資本主義は日本経済の不朽性と寄生性を強め、日本は次第に侵略の道をたどりつつあります。新世紀ユニオンは対米自立によって、アメリカに追随する侵略戦争に反対し、平和主義を堅持するために、引き続き言論戦を展開していきます。闘う中で鍛えられた仲間が、次第に増えてきたことに私達は自分たちの新しい労働運動の前途とその正しさにに強い自信を持ち、確信を深めています。共に新しい年を前進しましょう。
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