過去日本には三大神話というのがあったのを思い出す。「土地神話」(日本の土地は絶対に下がらない)「終身雇用神話」(一度入った会社には定年まで雇用を守られる。)「銀行神話」(日本の都市銀行は絶対に潰れない)
平成2年に「土地神話」が崩れて、それから次々に日本の神話は崩れて行った。「失われた20年」とついこの間まで聞いていた気がするが20年どころかもうすぐ30年が到来しようとしている。
その間に生まれたものと言えば、「格差社会」と「成果主義」と「自己責任」というものだけではないか?
今、日本の労働者は正に薄氷の上で日々怯えながら、時には自己保身のために仲間を売ることも有る、正々堂々と勝負するのではなく蹴落とすテクニックばかりに注視する時代だ。正しく「激動」と「混乱」の時代に突入している訳ですが、今を生きる我々労働者も「あぁ、あの頃は良かったなぁ」など思い出話で酒を呑んでいる暇などない!
新世紀ユニオンに入って色々なことを学ばさせて頂いてます。ユニオンに入ってさえいれば大丈夫だろうとか!委員長がなんとかしてくれるだろうとか!これもまた「他力本願」であり自己努力を惜しんではいけません。こんな時代だからこそ「強固な共闘体制」を確立する時だと思います。
先日のことですが大学生の甥っ子に将来はどうするんや?って聞くと「官僚!」と即答で返って来たのには少し驚きました。「理由は?」と聞くと「だって安定してるしみんなそう思っているで」まだ社会にも出たことのない若者が「安定」という言葉を選択肢に持っている。
なんか虚しい気持ちにもなりましたが(笑)同時に「官僚」も「政治家」も成果主義制度を導入しろ!と思ってしまいました。そうすれば少しは「自己責任」の精神が養えるのではないでしょうか。
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