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ハラスメントを行う方の行動・思考の特徴と対処法! ○○大学院大学教員

 初めまして。今回角野さんから本稿執筆のお声掛けを頂き、筆を取らせていただきました。私は普段は物理化学系研究者として、大学院大学という、学部組織がなく大学院のみで構成されている教育機関にて教員として教育および研究に携わっております。

 現在の日本では、企業内でのパワー・ハラスメント(パワハラ)、セクシャル・ハラスメント(セクハラ)、モラルハラスメント(モラハラ)等のハラスメント行為により、心身両面に大きな傷を抱える労働者の問題が広く認知されつつあります。

 実はこのようなハラスメントは、大学や研究所等の高等教育機関および研究所でもしばしば見られる問題であり、研究に携わる方々の心身を損なうことで次世代の研究者の育成や研究活動そのものに負の影響を与えているため、日本の研究開発力を低下させている一つの要因である可能性があります。

 このような見地から私は昨年度秋より、大学や研究所等で見られるハラスメント行為(一般にアカデミック・ハラスメントと呼ぶ場合が多いです)について広く解決を図ることを目的とし、主にハラスメント行為を受けた側の方々からの情報収集を重ねると共に、傾向と対策について分析を進めております。

 また、ハラスメントと労働問題の実践的対策に関する専門家である角野さんにご教示を頂きながら、研究者の労働にまつわる問題という側面から見たハラスメントの特徴および対策についても分析を進めております。

 研究機関内ハラスメントの研究分析結果は、企業内ハラスメント対策にも応用できる可能性があります。そこで今回の原稿では、2016年秋~2017年秋現在までの約1年間で得た現時点での知見について、下記にて簡単に申し述べさせていただきます。まだ分析途中のざっくりとした印象にしか過ぎないため、何かの参考程度にご覧頂けましたら幸いです。
◆研究機関内にて、ハラスメントをする方の行動および思考の特徴
・自分がハラスメントをしているという自覚に乏しい。
・しかし、ハラスメントは良くないことだと頭では理解しているので、自身の行為を否認する。責任転嫁をする傾向も強い。例えば「そんなつもりではない」「お前の勘違いだ」等。
・「ハラスメントなのでやめてください」と本人に言っても、自分がハラスメントをしているとは認めない傾向がみられる。これは良いことだ、もしくは当然の行為だと考えている場合すらある。そのため本人に言っても、ハラスメント行為が収まることはほとんどない。
・自身のハラスメント行為について誰か(上司、会社執行部、相談窓口、外部機関、調停、裁判所等)に注意や処罰を受けた場合、ハラスメントをしていた相手に報復する傾向が強い。
◆上記特徴から、ハラスメントにどのように対応したらよいか
・真正面から闘うより、うまくその場を抜け出すことを優先する。なぜなら本人はハラスメントをしている自覚がなく、行動を正す意思も乏しいため徒労に終わる可能性が高いから。
・ハラスメントをどこかに通報したら、ハラスメント行為者から何らかの報復がある可能性を予め念頭に置いておく。報復内容によってはすぐに警察に通報すると共に、通報相手(こちら側の味方)に報復内容を逐一報告し、次の対策を練る。決して一人では闘わない。
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