先月私が担当した年賀の「誤配達」で約3件の申告が来ました。そのうちの1件は、「1月1日に配達された年賀の束の中に、1、2通ほど同姓の誤配が入っていた」というものです。年賀担当は各区2名担当ですが、配達準備の段階でお互いに確認しなかったと称して処理されます。
誤配申告処理システムは順に以下の通りです。
(1)誤配記録簿(正式名:誤配達・誤転送・誤返還記録簿(兼入力補助調書))
いつ・誰が・誰宛の・どこへ・どんな種類の郵便か・原因は などが記録されています。
(2)なぜなぜシート(正式名:誤配達防止改善シート)
(1)の誤配記録簿に基づいて総務主任(班長又は副班長)が5回原因追求を行う。実際は容疑者に対する「追及」と同じです。そして、カイゼン策が話し合われます。
【原因追求】「なぜ?なぜ?なぜ?」を5回繰り返し、真因(本当の原因)を追求する。
真因(本当の原因)に対する改善策
(3)誤配1通につき始末書1通提出。
誤配の案件では、管理職である課長ではなく労働組合員である課長代理が始末書を出せと命令し、集めたうえで上司に提出しています。
(4)支店長室(局長室)に呼び出されて不利益処分(問責・訓戒)
たいていは口頭注意処分でしょう。1月期に誤配があれば2月に処分が下ります。
(5)1ヶ月フォロー
1ヶ月後に誤配達先に対して、改めてお詫びをしたうえでその後誤配がなかったかを訪問・確認しに行きます。
普通郵便の誤配は書留・小包と違い、「誰が」誤配したのか特定が難しいのです。また、マンションの集合受けなど配達後第三者のいたずらなどで「誤配」にされてしまうこともあります。また、「いつ誤配があったか」をもって担当者を特定するのだから、お客様の申告があいまいだと担当者はもはや特定できません。
そんなわけで、私は誰の誤配かわからないまま文書による注意処分を受けました。自分のミスなら仕方がないですが、原因が不明のまま処分されるのは納得がいきません。
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