組合員のみなさん!新年明けましておめでとうございます。先の第18回新世紀ユニオン定期大会では、今後リストラだけでなく、女性差別問題に取り組むための方針を決定し、新執行役員を男女同数にしました。
日本の社会は未だに男社会です。女性に育児・家事・介護を押し付けて福祉を切り捨て、男性の長時間労働を可能にしています。憲法では男女平等が謳われていますが、日本の職場では「総合職・一般職」「正規雇用・非正規雇用」という職制と雇用形態を悪用した形で男女差別が温存されています。
最近は男性もパワハラに悩まされていますが、女性の場合はパワハラ・セクハラ・性差別がひどく。新世紀ユニオンでもマタハラ事案やパートの雇止め問題等、行政や司法が救済しない深刻な事案を抱えています。女性は格差社会の中で、いつでも切り捨て可能の安上がり労働力なのです。
これまで新世紀ユニオンはリストラの闘いの戦術レベルを上げるべく闘いの重点を解雇事案に置いてきました。しかし安倍政権が労働分野の規制緩和を進め解雇の金銭解決や解雇の自由化や裁量労働制の拡大を進める中で、今後の闘いの重点をパワハラやセクハラ、男女差別に対する闘いに重点を置いていかねばならない環境にあります。
したがって今後の新世紀ユニオンの言論戦を女性差別問題に重点を置いていく予定です。今後女性役員の皆さんの活働に期待したいと考えています。新世紀ユニオンでは本年度は女性問題に取り組む初年度であると位置付けています。
現在新世紀ユニオンの組合員のうち女性組合員は約40%を占めています。今後この比率はさらに高くなるでしょう。これまで女性の場合、解雇事案が解決するとユニオンを辞める傾向が強くあったのが、最近はユニオン活動の大切さを理解する女性組合員が増加してきました。これは大変重要な階級的変化です。女性労働者が階級性・意識性を高めている事は今後の新世紀ユニオンの活働を活発化していくことになるであろうと思っています。
新しい年が、新世紀ユニオンの一層の発展となることを確信し執行委員会一同努力していく所存です。組合員の皆さんのより一層のご協力をお願いします。
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