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新世紀ユニオン発行のニュース

証拠の残し方についての教訓から!

 解雇事案であれ、パワハラ事案であれ闘う前に必ず、証拠を残す作業が要ります。例えば上司との面談や自分の事が話しあわれる会議、パワハラが行われる営業会議等は必ず録音の隠し録りをして下さい。録音で重要なのは(1)上司の面談、解雇通告・退職強要の場面(2)上司の怒鳴りつけたり嫌がらせの場面(3)自分が上司にパワハラを抗議する場面(4)つるし上げの場面、等があります。これ以外の録音は不要です。

 録音を40本も持ってきて、中身が雑談ばかりで、使える録音が一本もないという人もいます。使えない録音はその場で消すようにして下さい。録音が録れたのに、後で失敗して消してしまう人もいます。重要な録音はパソコンに入れてから聞くようにして下さい。録音には必ず年月日と面談相手の氏名と録音の要旨をメモしておくこと。

 パワハラや退職強要を受けたが、録音ができなかった時、後から相手の発言を書面に書き抗議したり批判する、その有印の書面のコピーが証拠になります。パワハラに抗議する書面を出したら、パワハラが収まった例もあれば、会社が「書面を出すな」という業務命令を出した会社もあります。書面で抗議する時は、年月日、上司の名前と発言内容、自分の所属と氏名印を必ず確認すること、印かんを忘れて、書面のコピーが証拠にならなかった経験があります。

 書面で証拠を残す場合、最初は自分の名前で行うようにし、ユニオン名で書面を送るのは証拠がある程度できてからにするのがいいでしょう。有印の書面で抗議すると、上司が必ず「誰と相談しているのか?」と聞いてきます。その時に「弁護士と相談している」と答えると、パワハラが止まる場合もあります。
 
 パワハラで、うつ病になると、上司の暴言をなかなか録音できません。そんなときは職場の同僚にスマホで録音を頼み、後で送ってもらうこと。録音ができなくても手帳に後でキチンとメモしておけば証拠になります。重要な陰謀や暴言があった日時をメモしていなかったため、忘れて証拠に使えなかった例が多くあります。

 ユニオンが指導し、社長に「上司のパワハラを止めさせてほしい」「助けてほしい」との手紙を出すよう指示したが、ユニオンが指示した内容を勝手に変更し、要求を並べたため、「切り札」の証拠として使えなかった例もあります。証拠を残す作業は「闘いの段階性」(=最初は証拠を残すためのお願い、そして抗議、要求、闘いの各段階)を理解しておかないとうまく行きません。

 パワハラの証拠は、相手は仕事上のトラブルにしてきます。(仕事上のトラブルだとパワハラになりません)だから、こちらは仕事はこじつけであり、いじめるための口実だ、との証拠が要ります。証拠を残すのに、仕事上のトラブルと取れるメモを残してはいけません。メモには「仕事はパワハラの口実に過ぎないと感じた」と理解できる書き方をしなければなりません。

 私が、「裁判で勝てる」というのはユニオンの指導を実践して、キチンと証拠を残したら勝てるという意味です。指導どおりに実践しないで、失敗する例が以外に多いのです。証拠の残し方にも段階性があります。

 上司から「仕事上の不正だ、解雇に値する」と言われたら、書面か、もしくは社内メールで不正の内容を質問するのがまずやるべきことです。相手の回答を待って次の段階に進みます。パワハラや退職強要をまず社内で解決を目指し、証拠を残して、内部で解決できない時、外部での解決を目指します。

 これが段階性で、非常に重要なので覚えておくようにして下さい。パワハラは、最初はお願いし、その後で抗議し、さらに要求を突き付け、それから闘いの段階になります。この順序を考えず最初の社長への「パワハラを止めさせて」との手紙に、「助けて下さい!」と書くのが嫌で、最初から要求を並べたために裁判で負ける例もあります。

 指導の内容が気にくわない場合、理解出来ない場合は勝手に方針を変更せず、メールや電話で質問するようにして下さい。質問しても理由があって言わない場合もあります。それでも指導通り実行してください、勝手に指導を捻じ曲げれば負けることになります。

 職場での闘いは、本人はなかなか客観的に見えません、それは主観と感情が入るからです。だからユニオンの指導が必要なのです。ユニオンと相談することで段々闘いの段階性が理解できるようになります。
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