新世紀ユニオン発行のニュース

労働分野の規制緩和と能力主義の誤りを正せ!

 仕事のストレスからうつ病になったり、職場でのハラスメントで精神を病み会社を休み、回復したので就労可能の診断書を出しても会社が働くことを認めないといった相談が増えています。職場でのモラル・ハラスメントの相談も増えています。
 能力主義や成果主義の労務管理が労働者へのプレッシャーを倍加させ同僚や上司との人間関係を対立的にして精神を病む人が急増しています。
 終身雇用の時代には職場の4分の1がうつ病などということは考えられなかったことです。全国でいったい何十万人の人が仕事が原因で心の病気になっているのでしょうか? 医療費などの社会的費用だけでも馬鹿にならない額になっているはずです。
 かつての高度成長時代は労働者の大半が仕事に生きがいを感じ進んで働いていたのです。ところがアメリカ型の能力主義・成果主義が「職場を活性化する」との名目で導入され結果職場はギスギスしたものとなり、社員の精神的プレッシャーは増加し働くことが精神的苦痛に変わり、日本の労働者の勤労意欲は急速に減退しています。
 規制緩和による自由放任の経済は企業競争激化させ、企業のモラルは崩壊しました。
 企業は目先の利益の為なら平気で違法行為をするのが普通となり、偽装が企業犯罪の主流となっています。かつては日本企業は労働者の雇用を守ることが社会的責任と使命感を持っていたが、今や企業は労働者の首を切ることに使命感を持っているかに見えるのです。
 規制緩和の波が経営者の拝金思想を煽り、手段を選ばぬリストラ経営を蔓延らせたのです。
 日本経団連は、日経連時代から終身雇用から転換し、非正規雇用の拡大と能力主義・成果主義の導入による高収益経営を「新しい経営」と称して推進してきました。
 しかしその結果は格差社会であり、労働者は職場でプレッシャーを倍加する労務管理の下で同僚との競争を煽る目標管理、精神的・肉体的過重労働にさらされています。
 健康保険財政の悪化は、高齢化社会だけが原因ではないのです。日本経団連が職場を不健康なものに変えたことも原因です。過労死するほどの長時間労働や、残業代の未払いや一方的減給さらには過労自殺が急増するほどに労働者の就労条件が悪化し労働者の健康を破壊しているのです。
 政府と財界が推進した労働分野の規制緩和がもたらしたものは、雇用の不安定、非正規雇用(パート・派遣・請負等)の急増、低賃金と長時間労働です。その上に能力主義・成果主義が職場を競争と対立、ハラスメントの場に変え、労働者のプレッシャーを倍加し精神(心)を傷つけ日本社会全体が病んだ状態を現出しています。
 ネットカフェや個室ビデオ店をホテルがわりに使用しなければならない社会を誰が創ったのか、公園のテントで暮らすホームレスも一向に減少していない。これらは格差社会が下層に向かって急速に拡大していることの反映であるのです。
 厚労省と経団連は規制緩和と能力主義に転換した誤りを正すべきときが来ていると思います。アメリカ型の自由放任の欲望の資本主義が大破綻を向かえている時だからこそ「新しい経営」の誤りを反省し、終身雇用に回帰すべき時がきていると思うのです。
スポンサーサイト
!!ここに掲載の広告は 当ユニオンとは一切関係ありません!!
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
 ブックマークこのエントリをはてなブックマークに登録 このエントリを del.icio.us に登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 この記事をPOOKMARKに登録する このエントリをSaafブックマークへ追加 newsing it!

プロフィール

ユニオンニュース

Author:ユニオンニュース



一人でも入れる労働組合「新世紀ユニオン」が発行するニュースのサイトです。

新世紀ユニオンの組合費、拠出金等に関する高等裁判所の判決文を掲載しました。 拠出金高裁判決

検索フォーム
アーカイブ

カテゴリ

最新コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
  1. 無料アクセス解析