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新世紀ユニオン発行のニュース

関西学院大学、A先生の団交に参加して

 本年5月26日、関西学院大学アメリカンフットボール部の、日本大学との定期戦において発生した「暴力行為」と呼ぶべき悪質な反則タックル問題についての記者会見のニュースを、私は苦々しい思いで聞いていました。関西学院大学にだけは、暴力行為を批判する資格がないことを、私は知っていたからです。

●A先生と私

 まず、今回の被害者であるA先生と私の関わりについてお話しします。私は、2014年末に発生した、「カウンター」とか「しばき隊」と自他称される「反差別運動」内部でのリンチ暴行傷害事件の被害者です。この件については、鹿砦社特別取材班による
5冊の関連書籍やデジタル鹿砦社通信により詳細が報じられておりますので、ここでは言及しません。

 2015年の9月頃でしたか、私はひょんなことから金明秀教授によるA先生に対する暴力事件を知り、私の方からA先生に連絡をしました。なお、金教授は私がA先生と接触したことを「レイシャルハラスメントだ!」と愚にもつかない暴論を周囲に吹聴していたそうですが、私がA先生に連絡をしたことのいったいどこがどう「レイシャルハラスメント」なのか納得のいくご説明をいただきたいものです。

 A先生と私がお会いして、互いの被害体験を話して驚いたのは、この2つの事件の類似点が非常に多いことです。具体的には、(1)加害者が開き直って暴力行為を否定したり矮小化したりしていること(2)そのために周囲にありもしない被害者の悪評をふりまいていること(3)周囲の人物らが組織や運動の防衛のためか被害者非難と加害者の擁護、事件の隠蔽に加担していること等です。

 それ以来、A先生は私を励まし、陰ながら支えてくださっています。特に、李信恵氏への不起訴処分が下された時、そのことをA先生にご報告すると、失意の私をA先生は「悔しいだろう、やりきれないだろう」とご自宅にお招きくださり、奥様ともども一晩飲み明かす席を設けてくださいました。

 また、2016年5月の、悪名高い金教授による私に対する恫喝事件のときも、真摯に対応するよう関西学院大学社会学部当局に申し入れてくださいました。このほか、これまでのA先生ご夫妻のあたたかいご厚意の数々を、私は生涯忘れることはないでしょう。

 A先生に対する金教授と関西学院大学当局の仕打ちは、私も前々から知っており非常に心を痛めておりましたが、今般A先生が新世紀ユニオンを通じて団体交渉をされると聞き及び、去る8月2日の団体交渉に私もサポート組合員として参加しました。これに私も参加することが、少しはA先生への恩返しになるかと思ったからです。
 
●団体交渉に参加して

 8月2日の団交には、関西学院大学側からは、次の6名の方々が参加されました。
柳屋孝安副学長(法学部教授)
事務局長 清水勝常務理事
人事部 藤田忠弘部長
人事部 寺東直人参事
人事部人事課 小橋康昭課長
社会学部 弓山大輔事務長

 当日の詳細につきましては、既に新世紀ユニオン角野守委員長が報じておられますので
(http://shinseikiunion.blog104.fc2.com/blog-entry-2643.html)、私は参加しての感想を述べたいと思います。それは、次の三点です。

 まず、関西学院大学の対応が非常に不誠実であるということです。被害者たるA先生と何ら向き合わず、A先生の被害回復を無視または軽視し、ひたすら事件を隠蔽したり「事なかれ」でやり過ごそうという姿勢がありありと見えました。それはたとえば、次の数々の答弁に表れています。

 ・A先生と金教授の名前を間違えて呼ぶ(このことだけでも、関西学院大学当局がいかにこの事件を軽視しているかがわかります)
・「事件の報告を受けてどうして何も対処しなかったのか?」という質問に対し「何も対処しなかったということはない。きちんと対応した。双方弁護士を立てたということなので見守っていた」と答弁。それを一般的には「何も対処しなかった」と言うのです。
・「人を一方的に13発も殴って声帯を破裂させるほどの怪我を負わせる暴力行為を、ひどいとは思わないのか?」という質問に対し「それが事実ならひどいと思います」と、あたかもA先生が嘘をついているとでも言いたげな答弁。特に「回数が確認できない」とか「13発とはどこにも書いていない」と「何回殴ったのか」という些末なことを捉えてA先生の訴えを嘘であるかのような印象を与えるのに腐心しているように見受けられました。これほど犯罪被害者を侮辱した話もありません。(私も同じようなことをやられたので、A先生のお気持ちが痛いほどわかるのです)

 この他にも、A先生を侮辱する答弁を繰り返し、A先生が体調を崩されて中座されるような事態まで見受けられました。関西学院大学は、いったいどこまで被害者を追い込めば気が済むのでしょうか。

 二点目は、前記の点とも重なりますが、現段階では「関西学院大学は労働者を守らない」といわざるを得ないということです。今回の団交の内容は、金教授の件だけではありません。

 A先生は、社会学部の講義や演習の他に語学教育も担当されています。A先生の担当言語の教員は、A先生含めて2名しかおらず、しかももう1名が病気療養を理由に休職してしまい、A先生が語学の担当を一人で担われている状態がもう2年以上続いています。

 しかもその休職した方は、「病気療養」を理由に休職しているにもかかわらず(関西学院大学の療養規定によると、病気療養を理由とした休職の場合、休職中の賃金は100%出ます)、その間に龍谷大学で非常勤講師として出講しているというのです。

 これが重大な不正行為であり、詐欺罪を構成する可能性もあることを、まさか大学当局が了解していないはずがありません。(わかっていなかったとしたらそのこと自体が大問題です)

 団交当日、この件についても「個人情報の保護」を理由に関西学院大学は回答をしなかったばかりでなく、しかも呆れたことに、関西学院大学では病気療養を理由とした休職中に他大学において非常勤で教えることを「例外的に認める場合があり得る」というのです。

 このような不正としか言いようのない行為がまかり通る一方、そのしわ寄せで大きな負担を強いられてきたA先生は2年以上放置され、しかもこの状況の改善を求めたらパワハラ行為があったというのですから、関西学院大学当局の見識や体質が疑われます。

 三点目は、柳屋孝安副学長についてです。団交当日、関西学院大学側の答弁のおそらく9割方は柳屋副学長によってなされました。柳屋副学長は、団交当日も「私は労働法の専門家だ」と豪語されておいででしたが、いったいこれまで何のために労働法学を研究されてきたのでしょうか。

 労働法の趣旨は、一にも二にも労働者の権利保護であることは今更言うまでもないことであり、一人の労働者が窮状を訴えていることに虚心坦懐に耳を貸さず、ただひたすらに事なかれ主義で使用者側の責任を不当に免れさせることにばかり心を動かし、なんのための「労働法の専門家」「労働法学者」でしょうか。

 柳屋副学長は、法学部の講義やゼミで労働法を教えておいででしょうが、ご自身の答弁を自らの下で労働法を学ぶ学生たちに胸を張って聞かせられますか?日本の労働法と労働法学の始祖たる末弘厳太郎先生も、草葉の陰でさぞかしお嘆きのことでありましょう。柳屋副学長におかれましてはぜひとも労働法の本旨に立ち返り、A先生と虚心坦懐に向き合っていただきたいです。
 
●金明秀教授問題の今後

 金明秀教授は、確定しているだけで2件の暴力事件、1件の恫喝事件を引き起こしていますが、関西学院大学は金教授に対してはいずれも「口頭注意」で済ませています。

 柳屋副学長は「口頭注意は決して軽いものではない」と答弁しておられましたが、口頭注意は「懲戒処分」ではないし、そもそも金教授においてはこの口頭注意を聞き入れていないから同じような暴力行為を繰り返すのではありませんか。それどころか金教授は自分の受けた口頭注意を「ハラスメントを受けた」等と放言している始末です。

 関西学院大学は、これでもまだ「口頭注意は軽いものではない」などと強弁するのでしょうか。柳屋副学長は「今度また暴力行為や問題を起こせば懲戒処分もあり得る」等と答弁されましたが、これは金教授がまた暴力事件を引き起こすのを待つということでしょうか。

 今度は学生が殴られたらどうするおつもりでしょうか。そのときもまたまた「事実だとしたらひどい」「殴った回数が確認できない」等と答弁なさるのでしょうか。

 また、「疑惑」レベルにまで目を向けると金明秀教授は
(1)2016年度に在外研究で韓国に行ったが、在外研究中に正当な理由なく何度も日本に帰ってきていた疑惑(重大な研究不正であり、関西学院大学を含め大学でこれをやると通常は懲戒事由になります)
(2)長年にわたり、西宮市に居住しているにもかかわらず住所を大津市と届け出て不正に交通費を受け取っている疑惑
(3)複数のハラスメント疑惑と、まさに「疑惑の総合商社」の様相を呈しています。問われているのは難しいことでなく、このような問題だらけの人物、特に暴力の常習性のある人物を、関西学院大学は今後も野放しにし、教授として教壇に立たせ続けるのか?ということです。(これまでの金教授の行状から、口頭注意は野放しと同じであることは言うまでもありません)

 とはいえ、関西学院大学は
1.金明秀教授による暴力行為について調査委員会を立ち上げること
2.委員に最低1名外部の第三者を入れること
3.誰が責任を持つのかを9月22日までにA先生および新世紀ユニオンに書面で通知することを確約されました。

 伝統ある関西学院大学の歴史に汚点を残すことがないよう、真摯に対応されますよう切望いたします。私も同じ犯罪被害者として、今後も微力ながらA先生をお支えする所存です。

 最後になりましたが、今回本文を掲載する機会を与えてくださった新世紀ユニオン角野守委員長に、感謝を申し上げます。
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!!ここに掲載の広告は 当ユニオンとは一切関係ありません!!
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