新世紀ユニオン2018年度定期大会は25日午前中までに提出分の委任状ならびに出席者を合わせて約70%で適法的に成立しました。
大会では本年度運動方針の中心課題、今後リストラとの闘いのほか、外国人労働者の問題、さらには女性問題にも取り組むことをめぐり活発な討議の上満場一致で決定されました。
これに伴い新世紀ユニオン女性部アピールが決議され、新役員として男性4名・女性4名が直接無記名投票で選出されました。
外国人労働問題に取り組むにあたり、積極的に意見が出されました。学生を中心とした通訳ボランティアの募集、さらにはホームページの改善、団体交渉要員の充実、サポート組合員の増員などの必要条件を順次整え、段階的に大衆運動としての体制の準備を進めることにしました。
このほか交渉権・妥結権・スト権の3権確立の直接無記名投票が行われ全会一致で確立しました。
年1回の定期大会は、労動組合法に基づくものであり、新世紀ユニオンは2000年11月の結成大会後毎年11月に定期大会を開催し、前年度の運動総括と新運動方針を討議・決定し、実践してきました。
この18年間の実践は、その総括を通じて年々理論化・文章化されホームページ上で公開され、全国の多くのユニオンの手本として高い評価を得ています。
新世紀ユニオンの当初からの活動は、反リストラの闘いを科学的なものとしてその「戦術レベルを上げる」事を運動課題として取り組んできました。
今回この運動姿勢を外国人労働者の救済と、差別とパワハラにさらされている女性労働者の救済へと、運動の窓口を広げることとすることを、新たに新世紀ユニオンの運動課題としました。つまり反リストラの闘いに、新たに2つの課題に取り組むということです。
外国人労働者の奴隷労働を改善することは、日本の労働者の労働条件を悪化させない為にも必要な事であることが討議されました。
討議の中では、運動の窓口を広げることは、現在闘争中の事案がおろそかになるのではないか?との疑問が出されましたが、新しい運動は新たに通訳ボランティアの募集、さらにはホームページの改善、団体交渉要員の充実、サポート組合員の増員など新世紀ユニオンの闘う体制をむしろ強化する形で、大衆運動として推進するものであることが確認されました。
また具体的方針に「水道の民営化反対!」が付け加えられましたのでお知らせします。
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