私は政治信条として対米自立を主張しています。日本に外国の軍事基地がたくさんあることが従属国の証明なのだから、日本は自分の力で防衛できるようにすべきだと思うので対米自立を主張しているのです。
すると労働運動を行っている人達は、「新世紀ユニオンは右翼のようだ」と言う。私は真に民族派でありたいと思っているのですが、他人の眼には新世紀ユニオンは「右派か左派か分からない」と見えるらしいのです。
私は過激ではなく極めて穏健な人間だと思っています。パワハラされて「加害者を殺したい」と思っている人に、合法的に闘うように説得するのだから、やはり穏健なのです。
ところが人は「新世紀ユニオンの委員長のブログは過激だ」という。ブラック企業の会社名をブログに書いてあるのが過激だというのである。「過激だ」という人達は日和見主義であったり、闘えない弱さへの自己擁護である場合が多い。
パワハラを放置する行為は、中国の故事の「店前の犬」と同じなのだ。・・・ある店主はうちの食事は美味いのに、どうして誰も食べにこないのか? 不思議に思っていました。この店の前には飼い犬がつながれていました。店に来る客を次々犬が噛むので、客は恐ろしくて店に入ることができなかった、という故事です。
会社も同じで、パワハラを放置していると評判が悪くなるだけでなく、会社組織が腐っていきます。パワハラは人も組織もダメにするのです。だから新世紀ユニオンではブラック企業の名前を委員長のブログで公表しています、これは会社(=法人)のためでもあるのに、どうしてこれが過激なブログだと言うのか不思議です。
新世紀ユニオンは企業がリストラで労働者を犠牲にする違法な経営を懲らしめるために、裁判で他のユニオンが勝ちとっている解決金の倍以上を勝ち取ってきました。
それは違法な経営が企業をダメにするので、企業のために教訓を与えるために闘った結果なのです。ところが最近は裁判所が労働事案で反動的な判決を出す例が増えています。まるでブラック企業を増やし、日本経済を潰すかのような動きです。おかしいというしかありません。
最近、企業の違法行為がますます増えているように感じます。多いのがハローワークの求人票で「期限の定めなし」としてあるのに「雇用契約書」では6カ月の期間契約となっています。人だましの雇用と言う他ありません。残業代も払わない会社が相変わらず多いのです。
結果そのような会社には優秀な社員(労働力)は集まりません。自分から質の劣る社員を集めて企業が発展するわけがありません。
だからブラック企業にはユニオンの闘いで教訓を与えるのが社会正義であると私は考えています。だから私は新世紀ユニオンの「委員長のブログ」でブラック企業の名前を公表し、悪辣(あくらつ)な経営者の氏名も公表しています。
するとネット上で盛んに「新世紀ユニオンは過激だ」「やばい組合だ」と拡散する人がいます。ブラック企業が増えると「悪貨が良貨を駆逐する」ように法律を守るホワイト企業が駆逐=淘汰されます。
競争条件は公平であるべきなのに、司法が最近はブラック企業の味方をしているように見えて仕方がありません。右翼首相の下で政治が反動化すると、官僚も司法も忖度(そんたく)して反動化するようです。せめて政治や司法は公平であるべきなのにとても変だというほかありません。
よくよく考えると、新世紀ユニオンが過激だと言う人は、ブラック企業を擁護する立場から見ているのです。しかしブラックであっても企業を擁護する立場からは、やはり新世紀ユニオンは過激な組合なのかもしれません。
それでもパワハラや違法解雇される労働者に寄り添うために、新世紀ユニオンは権力に忖度などしない、正義の労働組合でありたいと思っています。
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