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新世紀ユニオン発行のニュース

◆旅行の思い出は、雇用危機の痕跡だった!?

 先月、淡路島へドライブしました。おもな目的地は、「兵庫県立淡路島公園」と「洲本」です。そこで、第一に感じたのは、約11年前の淡路花博があった時のような熱気が感じられなくなっていたことです。冬季の平日だからだったかもしれません。具体的にいえば、レストランがあったとしても営業時間が昼の3時間だけだったりします。

 高速道路のSAはともかく、一般道へ降りてしまうと、満足に買い物できるお土産屋さんが見当たらないです。淡路島へ遊びに来たものの目線で見ると、「島内の雇用はどうなっているのか」と思いました。原油高の影響をもろに受けたのではと思います。また、淡路島には鉄道が通っていません。

 明石海峡大橋ができてからは、高速バスがメインです。この明石海峡大橋は、どちらかといえば淡路島へ観光に行くための橋ではなくて淡路島を越えて本州から四国へ、四国から本州へ自動車で直接行くための橋に思えてなりません。

 海上ルートは今はたこフェリー(明石~岩屋)と淡路ジェノバライン(明石~岩屋)しかありません。以前は洲本パールライン(関空~洲本)や南海淡路ライン(泉佐野~津名)の大阪湾横断コースがあったり、たこフェリーが24時間運航(国道28号線の一部分だから)がありました。それに追い打ちをかけたのが、去年の異常なまでの「原油高」です。船の燃料高騰でフェリー会社は経営を圧迫し、また、フェリーの乗客である自動車も減っています。

 このようにして、航路の廃止や減便に追い込まれています。そして、数多くの船員さんが職を失ったことでしょう。洲本港は、かつては大きな船が止まっていたが、競艇場になってしまいました。今では、関空から淡路島へ交通機関で行く場合は、明石海峡大橋経由の高速バスに乗る必要があります。

 11年ぶりに私が淡路島への旅で感じたのは、橋ができても地元は少しも繁栄せず、逆にさびれていることでした。地方経済の疲弊を私は肌で感じたのです。つまり地方経済の再建は、橋や道路やハコモノを造ることではないと思いました。
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