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新世紀ユニオン発行のニュース

新世紀ユニオン2019年度活動総括(案)

(1) 世界情勢の特徴について

 今日の世界情勢の特徴は、支持率を上げようとする政治家が民族排外主義を煽り、結果世界中で経済危機を招きつつあることである。

 トランプ米大統領は米中貿易戦争で関税合戦を招き、イギリスはEU離脱で破滅的経済危機を招きつつある。

 韓国の文在寅政権は反日・反米をテコに南北統一を推進して、日本との経済的な相互依存関係の破壊を招きつつある。

 世界は、総じて反動的民族主義・排外主義が貿易を縮小へと追い込み、世界経済の深刻な危機を招きつつある。

 この結果、世界は経済的対立が政治的対立へ、さらには軍事的対立を招く事態となっている。

 世界の火薬庫である中東ではイスラム・シーア派のイランと、イスラム・スンニ派のサウジとのイエメン内戦をめぐる対立が、サウジの石油施設への攻撃となって、軍事的対立を引き起こしている。

 中東におけるロシア軍は、シリアを拠点にし、ロシア・イラン・トルコ・シリアの非米派勢力の主導権が確立されつつある。

 アジアにおいては、中国覇権主義が大規模な軍拡を開始し、東シナ海を内海化し、軍事拠点化を進め、その膨大なミサイル軍が、アジアにおける軍事的主導権をアメリカから奪いつつある。

 アメリカのトランプの掲げる「アメリカ第一主義」が中国・ロシアの台頭を促し、世界の多極化を推進し、世界は勢力圏の再編=ブロック化が進みつつある。

 こうした世界情勢の特徴は、戦前の世界大戦前の政治情勢とよく似ており、世界は大恐慌から、大戦への道をたどりつつあるように見える。

 世界の労働者は、自国の政治家が隣国をデマ宣伝で「悪魔の国」にしたて上げ、民族排外主義で軍事的対立へと導きつつあることに断固反対することが重要となっている。

 日本の国民は、かって軍事政権の「鬼畜米英」のスローガンで亡国を招いた教訓を学んでいる。

 世界の労働者階級は、戦争を欲しているのは一部の軍事産業や武器商人であり、その産軍複合体であることを鮮明にして、民族排外主義に反対し、自国の戦争路線に反対して、世界の平和のための運動を開始しなければならない。


(2) 国内情勢の特徴

 隣国の反動的反日運動の反作用で、今や自民党は右翼勢力の牙城となった。日本の対韓国への嫌悪は高まり、日本の保守政権を支えている最大の功績は、韓国の文在寅政権だと言われている。

 安倍右翼政権は共謀罪を立法化し、「働き方改革」と称した長時間労働の合法化と、解雇の自由化及び解雇の金銭解決制度の法制化に向けて悪法を次々成立させようとしている。

 日本の貧富の格差は一層拡大し、労働者階級の貧困化はとどまるところを知らない。正規雇用の非正規への置き換えは依然として進み、労働者階級の生活はますます劣悪化し、男女差別と女性の社会的地位は低いままになっている。

 労働者が待ち望んだパワハラ防止法は、骨を抜かれ、罰則のない努力義務となり、日本社会はパワハラとセクハラがはびこる事態がなおも続こうとしている。

 こうした事態の特徴は、特権的ムラ社会としての病院や大学で深刻なパワハラとセクハラがはびこる事態を生みだしている。

 日本社会の特徴である労働者への過重なノルマは、自爆営業から、詐欺師営業へと発展し、日本の企業文化は製品デ―タ改ざん等の違法行為の数々を生みだすまでに腐敗している。

 日本企業の内部留保は506兆円にまでため込み、それと反比例して日本人家庭の3分の1が貯金のない貧困家庭となるに至った。

 日本の野党はバラバラで、政権の受け皿を作れず、労働組合の発言力は低下し、農民は安倍対米従属外交で、アメリカ農産物の流入で日本農業は存続の危機に直面している。

 日本の年金は年々低下し、日本は、一人握りの金持ちだけが豊かになる超格差社会となりつつある。

 アメリカ金融資本と日本の反動支配勢力は、老後の不安から日本人の個人金融資産が1600兆円にもなるのに目を付け、これを奪い取るためにカジノ解禁を受け入れさせ、消費税増税にことよせ、日本社会をカード社会に導き、日本家庭の貯金を奪い取ろうと画策している。

 世界経済の不況が、日本の経済に暗い影をもたらしており、近い将来日本は再びリストラが荒れ狂う時代を迎えつつあると言える。日本における雇用の非正規化はますます進むことになるであろう。


(3) 闘いの教訓

 2019年度の新世紀ユニオンへの労働相談は好景気を反映して、本年度は無料労働相談は数分の1に減少した。

 新世紀ユニオンは前年度の教訓から闘いの重点を(1)団体交渉での解決(2)地労委の活用を重点に置いて、一定の教訓を得ることができた。

 いくつかの争議(大阪地労委と兵庫地労委)における地労委の闘いの経験は、「命令」がそれぞれ来年にずれ込むため、きちんとした教訓をまとめることはできないが、少なくない教訓を豊富にすることが出来た。

 また団体交渉による、話合い解決(和解)でも一定の成果を得ることができた。

 階級敵が、新世紀ユニオンに裁判闘争を許さないのであれば、我々は裁判に依存しない闘いを見出すほかない。

 そうした環境が我々の闘い方を多様化し、新たな創意工夫した戦術と、それに伴う教訓を得られる環境を切り開くことは重要な経験であった。

 年間を通して好景気であったため、解雇事案が少ない中で、裁判に依拠しない解決の経験が少ないので、この面の経験を豊富にしていくことは今後の課題となった。

 政治の反動化に合わせて、ユニオンの雇用を守る闘い方も多様化が不可欠となる。ブログで宣伝する場合もあれば、一切宣伝しない場合もある。

 つまり見える闘いと、見えない闘い、合法的な闘いの場と、その多様化、大衆闘争と話合い解決、戦術の多様化と宣伝の多様化も、経験をさらに豊富にしていかねばならない。

 こうした闘いの発展のために、労働運動における活動家育成は、新世紀ユニオンの組織的発展の上で重要な課題であった。その為に本年度から月1回の組合員の交流会を位置付けて実行したが、活動家集団の育成という点でまだまだ克服すべき課題は多いと言わねばならない。

 仕事が多忙であったりしてどうしても参加者が限られる。

 労働者が職場で認められるには一定の対話力、説得力を見に付けなければならない。人々の中で話し合うことを避けていては、いずれリストラの標的になるであろう。

 組合員相互の交流で互いの経験を交流することで、認識を高め、人間としての生きざまを学び合うことの重要性を知り得たことは大切な教訓であった。

 ブラック企業との闘いの経験を豊富にしたのは本年度の重要な教訓であった。新世紀ユニオンはダメユニオンのような嫌がらせによる「たかり・ゆすり」の闘いはしない。

 あくまでも原則をまもり、組合員の雇用を守り、働きやすい環境を闘い取ることを任務の第一とすることを貫いた。

 しかしブラック企業の側が、新世紀ユニオンを知らず、金が狙いのダメユニオンと勘違いして、闘いを泥沼にする傾向が少なくないのは残念なことである。

 右翼政権である安倍一強体制の下で、司法が反動化し、地労委も経営側大事の姿勢が鮮明になる中で、また解雇の金銭解決制度や解雇の自由化が画策される中で、新世紀ユニオンが生き延びるには、闘い方の多様化、宣伝の多様化、組織活動の多様化が重要な課題となっている。

 とりわけユニオンの財政を組合費中心にしていくには、組合員が組合員を拡大するという個々の組織活動が重要になっている。この点は今後の重要な課題となっている。
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