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習近平は内に抑圧・外に侵略の社会帝国主義!

 中国の習近平走資派指導部は9月25、26日、北京で新彊ウイグル自治区に対する重要会議「中央新彊工作座談会」を6年ぶりに開いた。同会議には李克強(リー・クォーチャン)首相など党最高指導部メンバー全員が出席したという。

 席上習近平主席は「共産党の統治政策は完全に正しく、長期間にわたって必ず堅持すべきだ」「イスラム教の中国化を堅持せよ」「中華民族共同体の意識を心の奥底に根付かせよ」と少数民族同化政策を支持した。

 習近平の中国は、大漢族主義を丸出しにして、多数の漢族を新彊ウイグルに送り込み、力でウイグル族を弾圧し、収容所で無理やり「教育」=洗能し、ウイグル族女性に避妊手術まで行っているとの報道もある。

 中国の香港での独裁的支配は、香港での民主化運動の波及を恐れており、最近では内モンゴル自治区でモンゴル語の学校教育をやめるとして、モンゴル族人民の反発を呼んでいる。明らかに毛沢東がいさめた大漢族主義の誤りである。

 新型コロナ感染症で全世界が鎖国状態になり打撃を受けているのが中国経済だ。習近平はアメリカとの貿易戦争もあって内需主導型の「双循環」モデルの達成を掲げたが、中国の低所得世帯は節約志向を変えておらず、中国政府の内需主導型への転換は前途多難だ。

 今の中国は経済危機、米中貿易戦争、洪水被害、北部の干ばつ被害、コロナによる消費の縮小の中で4重苦にある。内政がボロボロなので、その反作用で外交は強硬一本やりだ。

 習近平の外交を見ると大漢族主義の誤りはさらに明らかとなる。外交では習近平の「偉大な中華民族の復興」のスローガンが周辺国への強硬な外交となって表面化している。

 南シナ海を9段線で囲い込み、岩礁を埋め立てて軍事基地を建設する。台湾や日本の尖閣諸島占領の野心をむき出しにする砲艦外交を展開し、ビルマにパイプラインを敷設し、ブータン東部の領有権を主張し、インドのカシミールを侵略し、パキスタンの港から中国へのパイプライン敷設を画策し、最近ではイランのペルシャ湾の島を租借し軍事基地を建設し始めた。

 野心をむき出しにして、アフリカの資源の略奪を進め、「一対一路」戦略でアジアから欧州に至る巨大な経済圏の形成を策している。こうした習近平の外交を国際社会は「戦狼外交」と表現している。

 問題は、こうした独裁者・習近平の内外政策の完全な誤りと弊害を、李克強首相ら他の指導部が誰も指摘し、正すことを表明できないことである。

 この分では習近平の独裁強化は中国人民の反発を呼び、いずれ動乱が起き、それを弾圧するために、ヒトラーのように少数民族の虐殺と外への侵略に突き進むことが不可避となっている。

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