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◆ノルマが厳しくなれば売り上げ落ちる

 今年の年賀状の販売目標は1人1万枚です。今年は9月から予約が始まっていて、10月になるまでに予約を取って目標を達成している人がいる一方、現在も遠くに及ばない人もいます。

 どんなお客様が購入しているのか不思議に思います。局全体での目標が増えているのに人員が減っているので、1人あたりの目標は増えています。予約をとれば取るほど商品の配達や清算作業に余分に時間が取られるので、その分サービス残業が増えます。超勤をつけてもらおうとしても「なんでこんなに時間がかかるのか」と問いつめられます。

 売れたはずの年賀はがきが大量に金券ショップで出回っていると聞いています。ノルマが厳しいので、個人負担して金券ショップに持ち込んでいるのです。しかし、問題は第三者が金券ショップに持ち込んだ場合です。

 例えば、家族や親戚が職員がかわいそうだから買ってあげたのだが、そんなにいらないので金券ショップに持ち込んだ場合、家族に不幸があって年賀状を出せなくなった場合、また、郵便局の近くにある企業が配達員から大量に買ったのはいいが、余ったので金券ショップに持ち込んだ場合などです。まさかお客様に転売禁止の特約をつける訳にもいきません。

 金券ショップに持ち込まれた場合、商品と相場によるが正規の8割ぐらいで買い取り9割5分ぐらいで売っています。したがって、それでも郵便局で買うよりほんのわずかでも安いのです。

 また、交換手数料を支払って持ち込まれた年賀はがきを切手シートにした上で事業所に売っている場合があります。料金受け取り人払いや別納を切手で支払っている事業所がそうです。

 これらの事業所が切手シートをファックスで郵便局に注文し私たち配達員が持って行ったというのは聞いたことがありません。結局年賀販売のノルマが厳しくなればその分切手シートに化けるだけであり、儲かるのは料金受け取り人払いや別納を切手で支払っている事業所だけです。

 ノルマが厳しくなっても、年賀の市場は一定であり、逆に金券ショップに流れる分価格が下落することになります。
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