新世紀ユニオン発行のニュース

◆バイトの無責任退職で私への負担が重く

バイトの無責任退職で私への負担が重く  私は、郵便事業株式会社の某支店の社員なのですが、年末に配達中にバイクで自損事故を起こし肩の骨を折った人がいます。業務災害です。しかも、私と同じ地区を担当している者です。全治2か月の診断だったが、どういうわけか数カ月たっても治らず、8月末の時点で「残り2か月で職場復帰可能」の診断をもらっていました。

 ところが、職場復帰せずに退職してしまいました。過日、配達中に本人と出会ったので話を聞くと、「課長に『待てない』と言われて辞めました。」と言っているのです。だからといって、代わりのバイトは入っていないのです。そのまま1名減となりました。

 もはや、私は年休を取ることができません。祝日の休みもありません。私に対する過重労働です。引き継ぎなしの自己退職なので、マナー違反です。

 そこで、おかしいなと思うのは、業務災害で療養中の期間とその後30日は解雇制限(労基法第19条)がかかっています。その期間中は懲戒免職さえもできません。

 当然労災保険(休業補償給付と療養補償給付)をもらっているのだから、労基署とのやり取りはあるはずです。不本意で辞めさせられたというのなら、労災保険の手続きの中でこの事実を報告すべきです。

 さらに悪いことに、彼は仕事を辞めても「治るまで」お金をもらい続けています。これは、「保険給付を受ける権利は、労働者の退職によって変更されることはない。」(労災保険法第12条の5)に規定されています。

 この趣旨は、けがを理由に再就職の意思を固めたとしても職安に通える状態にないので、次のステップである雇用保険をもらうことができないから労災保険で見てあげようということです。

 彼が仮にけがが完治して職安に通ったとしよう。雇用保険から失業中ということで基本手当を受けられます。これは、離職の日の翌日から1年以内(受給期間)に所定給付日数の分だけ支給が受けられるというものです。

 所定給付日数(雇保法第22条)とは、年齢、勤続日数、離職の理由などで上下します。所定給付日数を残して再就職ができたときは、再就職手当がもらえます。したがって、就職困難者で所定給付日数が多い人が労災保険をもらっている最中に退職した場合は、所定給付日数を残して受給期間が切れるので結局は損します。

 また、バイト集めは使用者の責任で行うべきです。ポストに張り紙を張ったり、人事権のない私たち職員に努力させてもだめです。まず職安に求人票を出してください。業務災害(交通事故)で死者まで出ているのに時給が安いので、誰も応募してくれません。

 ほとんど労働保険の受給システムの説明に終わった感がありますが、一刻も早く職場から欠員を追放してほしいです。
スポンサーサイト
!!ここに掲載の広告は 当ユニオンとは一切関係ありません!!
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
 ブックマークこのエントリをはてなブックマークに登録 このエントリを del.icio.us に登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 この記事をPOOKMARKに登録する このエントリをSaafブックマークへ追加 newsing it!

プロフィール

ユニオンニュース

Author:ユニオンニュース



一人でも入れる労働組合「新世紀ユニオン」が発行するニュースのサイトです。

新世紀ユニオンの組合費、拠出金等に関する高等裁判所の判決文を掲載しました。 拠出金高裁判決

検索フォーム
アーカイブ

カテゴリ

最新コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
  1. 無料アクセス解析