河井案里議員の当選無効に伴う参院広島選挙区の再選挙、衆院北海道2区補選は鶏卵汚職事件に絡み元農水産相の議員辞職に伴う補選で、自民党は候補者を見送らざるを得なかった。参院長野は羽田元国土交通相の死去に伴う補選、この3つの補選で自民が全敗したことは政治の腐敗への強い国民の怒りを示すものである。
国民が新型コロナ感染症で苦しんでいるときに、権力者たちは特権をむさぼり、国民には飲みに行くなといいながら、自分たちは高級クラブや、レストランや料亭で飲み食いし、河井案里議員に流れた1億5,000万円の資金の説明責任も果たさない。腐敗の政治家たちは、国民の税金である政治資金が巨額の買収資金として誰が流したのかさえだんまりを決め込んでいる。
コロナ感染症では自助ばかりだ。菅首相は自助・共助・公助をいい、絆を強調するが。権力者が絆を強調するのは、「権力者と絆を結びたければ金をもって来い」と国民には聞こえます。自民・公明の一強政治は、政治腐敗となり、政治不信が国民の間に広がりを見せている。
自民党はデジタル庁を作り、出てきたのが労働者の給与のマネー口座への振り込みだ。「○○ペイ」といった電子マネー口座に給与を振り込ませようというのだが、やっていることは特定の業者へのテコ入れだ。
しかも労働基準法では賃金は現金払いが原則となっているのに、それも考慮せず安全性が保障されていない電子マネー口座に給与を振り込ませようというのには賛成できない。しかも今度は子供庁をつくるという。しかも何をやるのかの説明はない。たんなる選挙対策なら欺瞞でしかない。
今回の衆参3補選自民全敗が示しているのは、全野党が選挙協力で各選挙区で候補を一本化すれば政権交代を実現できるということだと思います。今年10月には衆院の任期が満了となるのえ、全野党は与党の政治腐敗を一掃するため、候補一本化と政権の受け皿をぜひとも実現すべきだ。
自公長期政権は完全に腐敗しており、それはこれまで清潔な党とみられてきた公明党幹部でさえ例外ではない。政府の長年の病院や保健所のリストラが、コロナ感染症で、すぐに入院病棟がパンクするお粗末極まりない医療実態を生み出している。
ワクチンでさえ自国ですぐに作れないお粗末さは、腐敗した自公の政権担当能力の無さを示している。全野党は「腐敗政治の一掃」の一点で団結し候補を一本化して、ぜひ政権交代を実現してほしい。
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