中国は一党支配から個人独裁のファシスト政権となった。習近平の「偉大なる中華民族の復興」という反動的民族主義により、少数民族のジェノサイドを行い、また「反腐敗」を口実とした江沢民派や胡錦濤派(=団派)の幹部を粛清し、事実上の個人独裁政権を打ち立てている。
習近平は、国内人民への言論の封殺、民主的権利のはく奪を進め、ついには香港の「一国2制度」の放棄し、香港の人たちの自由と民主をはく奪した。もはやこの独裁政権を「習近平ファシスト政権」と位置づけることが極めて重要となっている。
中国の国営企業は鉄鋼・造船など基幹産業を中心にしており、これらの企業は党幹部の利権となっており、現在兵器の大増産に狂奔している。習近平一味はIT企業をも自分たちの利権にしようとしているが、これらは民間企業を弱体化することになるであろう。
習近平ファシスト政権の侵略的体質は、社会主義と反動的民族主義を結びつけた、ドイツのヒトラーのナチ政権と極めて酷似しているだけでなく、その経済的基礎からも戦争経済へと暴走する体質を形成している。ロシアがインド洋への出口を求め、アフガン侵略に突き進んだ時の状況と酷似していることを指摘しなければならない。
習近平は中華思想に取りつかれ「偉大なる中華民族の復興」を掲げ、世界覇権を夢見るまでにその野心は膨れ上がっている。習近平は党内では少数派であるので、任期切れでもなを国家主席の地位を維持するには個人独裁を固めるほかないのである。
彼は、江沢民派や胡錦涛派(=団派)の幹部たちを「反腐敗」の名で粛清し、個人独裁を手中にした。今後は毛沢東と並ぶ永世主席の地位を手に入れるため台湾や尖閣諸島の軍事的占領と世界覇権を実現しようともくろんでいる。彼は党内で孤立しているがゆえに軍事独裁体制の構築を狂気のごとく追求している。
党内の反対派をつぶし、国内の民主と自由を許さず、政権への批判を封じ込めれば自己の独裁政権は安泰だと確信している。今やこの政権の外交路線は醜悪としか言えず、世界最大の侵略勢力となっている。
いかに習近平が「愛される中国」の宣伝を強化しても、彼らを支持する国や人民は皆無である。習近平ファシスト政権の打倒が世界の民主派の合言葉となる時代を迎えつつある。日本は、中国の軍事侵略に備え防衛力の強化を急がねばならない。
スポンサーサイト