新世紀ユニオン発行のニュース

◆職場のモラル・ハラスメントについての投稿を!

 「モラル・ハラスメントが人も会社もダメにする」の著者でフランスの精神科医のマリー=フランス・イルゴイエンヌは、モ ラル・ハラスメントを次のように定義している。

 「職場におけるモラル・ハラスメントは、不当な行為(身振り、言葉、態度、行動)を繰り返し、あるいは計画的に行うことによって、ある人の尊厳を傷つ け、心身に損傷を与え、その人の雇用を危険にさらすことである。

 またそういったことを通して職場全体の雰囲気を悪化させることである」とし、モラル・ハラスメントと〈厳しい労働条件〉あるいは〈劣悪な労働環境〉と見 分けるためのポイントを「悪意の存在である」と言っている。羨望・嫉妬・ライバル関係が時としてこの悪意を引き出すのである。

 その職場に特有の〈暗黙の規則〉を破る者、職場で孤立した人がいじめの対象となる場合が多い。

 〈仕事上のミス〉や〈実現不可能な目標〉〈意味のない仕事〉これらが仕事にかこつけてモラル・ハラスメントを行う有効な方法である。必要な情報やソフト を与えない方法もある。被害者は仕事に難ぐせもつけられるが、〈人格〉が主要に攻撃されるのである。

 また加害者は相手の性格や習慣を非難する。

 モラル・ハラスメントの目的は、相手を心理的に不安な状態に追い込んで支配することである。

 日本語でモラル・ハラスメントにぴったり当てはまる言葉はない、「悪意ある持続的いじめ」とでも言うべきかも知れない。

 かつて「窓際族」という言葉が使われた、高齢社員を飼い殺しにするやり方を表現した言葉であった。しかし今では不要と判断した社員を退職に追い込むため の悪意あるいじめ(それは精神的暴力である)を継続している。これがモラル・ハラスメントである。

 かつてリストラと称して、社員を会社から追い出すために、仕事を取り上げ、隔離室に閉じ込めるやり方が広く行われた。新世紀ユニオンの組合員の中にも隔 離室に入れられた経験を持つ人が多くいる。こうした企業による精神的暴力すら、日本では違法行為とはなかなか認められない「人権後進国」の現実がある。

 日本では職場でのモラル・ハラスメントが原因で、毎年多くの人が自殺に追いつめられている。うつ病に何万人もの人がなり、社会全体から見れば、その経済 的損失は計り知れない、これは“労働力の食い潰し”と言うべき事である。

 企業がより少ないコストで人員を削減しようとして、今多くの企業でモラル・ハラスメントが行われている。日本はヨーロッパと比べ対策が遅れており、法律 の整備もされていない。

 今企業が、労働者への仕事の取り上げや、逆に過重な仕事の押し付け、さらには個人の性格的問題や、デマを振りまくなど、ありとあらゆる方法で精神的暴力 を加え人間性を潰し、会社から追い出そうとしている。

 新世紀ユニオンは日々の無料労働相談の中で、多くのハラスメントの深刻な相談を受ける中で、このモラル・ハラスメントの被害者達は、いわば新手のリスト ラの被害者であり、労働組合として全力で救済しなければならないと考え、今後の活動の重点を解雇とハラスメントの2つに定めて取り組む決意である。

 組合員、サポーター、読者の皆さんのモラル・ハラスメントに関する体験談などの投稿を広く呼び掛けるものである。
スポンサーサイト
!!ここに掲載の広告は 当ユニオンとは一切関係ありません!!
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
 ブックマークこのエントリをはてなブックマークに登録 このエントリを del.icio.us に登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 この記事をPOOKMARKに登録する このエントリをSaafブックマークへ追加 newsing it!

プロフィール

ユニオンニュース

Author:ユニオンニュース



一人でも入れる労働組合「新世紀ユニオン」が発行するニュースのサイトです。

新世紀ユニオンの組合費、拠出金等に関する高等裁判所の判決文を掲載しました。 拠出金高裁判決

検索フォーム
アーカイブ

カテゴリ

最新コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
  1. 無料アクセス解析