私は、関東に本社をおく建設会社に勤めております。私は新卒で入社後、国際営業部所属となり、国内営業部で研修しておりました。ですが、研修先の意向で突如この研修が中止となり、人事部付けで一人特別教育を受けることとなり、他部署への配転となりました。会社からは、私が営業職の適性がなく、入社時の新入社員研修の効果もないため特別に人事部付けで研修の機会を設け、私の希望を聞いて適性のある現在の部署へ配転したと聞いています。
研修先の一存で他部署へ配転させるのは前例の無いことのようです。営業の研修とはいえ、一人で客先と折衝し、受注に貢献し、業務のOA化にも尽力していたので、急に適性が無いと言われるのは心外でした。また、私は新入社員研修の成績はトップで、ことさら4ヶ月も一人部屋で会長の書籍や社史等の感想文を書くという研修も必要であるとは思えません。研修させておきながら、私に何度も退職勧奨するのも非合理です。さらに、会社が私の親を呼び出し、私が留学か起業させるよう話すことも、極めて特異です。配置転換先が、私の適性があるとどうやって判断したのかも全く明確ではありません。
これは、私が営業研修中に、先輩・同僚を代表して営業部のサービス残業をコンプライアンス通報制度で告発したことに起因するモラルハラスメントであると考えられるのです。社内外を問わず、これは公益通報者に対する報復人事だとの見解を示します。ですが、中にはこの人事措置が適切であったとの見解を示す人達も少数おります。人事部、総務本部長(コンプライアンス通報制度の責任者)、社内労働組合の委員長がそうです。
さて、配転先は部署全体がハラスメントを受けているようなものです。他部署からは、土方の輩という目で見られ、本社社屋からも締め出されております。また、現場作業では、3年に1度新入社員が殉職しております。先輩や同僚にも、手足の折損した者もおります。このような仕事でも、危険手当は1日100円程度です。年末年始、お盆、ゴールデン・シルバーウィーク返上が当たり前です。但し、人事部などの他部署がお盆や年末年始に休日出勤する際には、特別割増手当が支払われます。組合は一時、1月あたり200時間の時間外労働協定を締結しておりました。構造的に多発する労働災害の責任は、社内では現場に課されております。配転先の部署は主に工業高校卒の技能職で占められており、これまで労働者としての権利闘争に参加したことの無い者ばかりです。そのような状況ですので、労災隠しの通報や常軌を逸した協定の解消など、労働者としてすべきことは山積みです。
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