日本の先進的労組は、労働者を裏切らず、信頼性を高めること、「反労組」の政治の流れに抵抗し、労組の社会的必要性と経済的役割を認識して、労働者の権利と生活を守り、民主主義と平和を維持するという、大筋で団結を強めなければならない。
日本は強欲の資本主義の政策をやりすぎ、国民経済を縮小再生産に追いやり、労働者の貧困化と奴隷労働化が進行した。内需の縮小、外需依存の経済は戦争の道であり、日本資本主義は侵略性を著しく強めている。ゆえに先進的労組が民主主義を守り・侵略戦争に反対する運動を展開し、闘う労組の連帯を広げていくことが重要となっている。
闘う労組が大筋の進撃方向で一致したうえで、闘いの教訓を学び合い、階級的労働運動の広がりをめざし、団結を強化し、同時に企業内労組の家畜化を克服するように働きかけ、労働組合運動の共闘を拡大しなければ、労働者の貧困化と奴隷労働化を阻止できないことは明らかである。
労働運動を社会的に発展させるには理論と実践面での飛躍が必要であり、重要なことは労組が先進的知識人との結びつきを強めていかねば、強欲の資本主義の政策と対決し、民主主義と平和を守り、野蛮な搾取と闘うことはできないことを、労組は知らねばならないのである。
知識は豊富にあっても、動揺的でであれば社会の進歩に貢献できないのであり、同様に戦闘的で断固としていても、知識がなければ労組の闘いは目的を達成できないのである。つまり先進的労組は知識人との団結無しに、社会の進歩に貢献することは難しいのである。
世界的経済危機と戦争の時代においては、民主主義と平和を守り、国民の生活を守る闘いは、先進的労組と知識人の団結がなければ不可能であることを、先進的労働者は理解しておかねばならない。社会の生産の担い手である労働者は、先進的ユニオンに団結して闘いの主力階級としての役割を果たすべきである。
労働者が生きるための闘いに直面し、戦争と平和が問われる時代においては、平和と民主主義のための闘いは先進的労組が先進的知識人と団結して、初めて歴史的闘いを成し遂げることができるのである。それはポーランドにおけるかつての連帯労組の闘いで証明されている。
新世紀ユニオンは反動派の組合つぶしの攻撃をはねのけ、労働者の雇用を守り、権利を守り、生活を守り、民主主義と平和のための闘いの中で、進歩的役割を果たさねばならない。団結して共に闘おう。
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