政府は労使の代表らでつくる「成長力底上げ戦略推進円卓会議」で最低賃金を1時間当たり68円上げる方針を決めたと報道 されています。
最低賃金をヨーロッパ並みに1200円にするなら意味はあるが、687円の時給が755円になったとしても何の意味も無い。すでにそれ以上に物価が上昇 しているのだから、少なすぎる!! 日本の1年間の自殺が10年連続で3万人を超え、昨年だけで33093人が自殺している。その内60才以上の高齢者が全体の三分の一を超える1万 2107人です。定年と年金支給の間に空白があり、年金記録が消えて年金が少なく、また海外から単純労働力が流入するため老人の仕事が無く、自殺に追い詰 められているのです。
また30才台の若者の自殺も4700人に達しています。物価上昇に追いつかない最低賃金と自殺大国化は、社会が悪い方向に進んでいる証拠だと思います。 多数の若者が自殺に追い込まれる社会は、若者に生きる目標や人生設計や、働く喜びを与えられなくなっている反映だと思います。
この10年、日本の労働者は経営者に首を切られ、残業代は払われず、いじめ、パワハラで奴隷の様な扱いを受けてきました。分配率は下がり続け、賃下げと 雇用不安が労働者を精神的に追い詰めています。その結果10年間で30数万人が自殺しているのです。
フランスの若者は暴動という手段で政府の政策に抗議し闘っています。しかし日本の若者はただ自殺を選ぶか、時として無差別殺人の形で暴発します。これは 政治の腐敗と硬直化が、社会を悪い方向に導いた結果だと思います。
日本の若者達に、新世紀ユニオンに加入して闘って問題を解決する道を選んでほしいと思います。
働く者が団結して社会の悪化を阻止しなければいけないと思うのです。
わずかな最低賃金のアップでごまかされてはいけないのです。
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