G7広島サミットが終わり、岸田政権の支持率は上昇し、自民党内には解散風が吹いている。今解散すれば勝てると考えているのである。なぜなら現在の自民党の最大のライバルである「維新」議員のお粗末な問題発言やストーカー問題が相次いで露見し、自民党に追い風が吹いている。
今解散しないと今年の秋には増税問題が出てくる。増税を提案して選挙は勝てない。ゆえに岸田政権が長期政権を目指すなら、今国会で解散するしかない。
だから岸田は自民の選挙運動を考えて、旧統一教会への解散命令を出さず。何度も質問権を行使して解散命令を先延ばしにしている。すべては今国会での解散で動いているのである。
今なら、細切れでばらばらの野党が連合して政権の受け皿を作る心配もない。政権の受け皿を作る人物もいない。
ところが困ったことに、自民党と連立を組む公明党が解散に反対であるだけでなく、大阪での維新と公明の選挙協力が維新の躍進で崩れ、大阪における公明党の議席が大幅に減少が避けられない事態となった。
そこで選挙区が大幅に増える東京で、公明党が独自候補を出すことにした。これに自民党内が反発し、公明党と自民党の選挙協力が東京では解消する事態となった。
悪いことは重なる、週刊誌に岸田のバカ息子たちが、官邸内の神聖な新閣僚たちが記念写真を撮る階段で、バカざわぎして写真を取ったり、岸田一族が忘年会を官邸内で行う、大はしゃぎの写真が公開されて、事態は暗転した。
岸田のバカ息子は訪問したフランスでも公用車で観光したり、土産を買いに行くなど公私混同していたこともある。
こうして、岸田が今国会で解散できるかどうかわからない事態となっている。岸田はこうした問題で内閣の支持率がどうなるかを見定めて、解散を行うしかない事態となっているが、それでも解散を強行するという見方が強いのである。
岸田はそのために少子化対策と称して国民へのバラマキを行うのである。この少子化対策の財源は社会保険料を上げることで賄うのであるから、社会保険料のアップは増税と同じで国民負担は増えるのである。このように日本の政治の特徴は欺瞞でしかない。
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