世間には詐欺師があふれ、闇バイトの強盗事件や殺人事件まで起きている。凶悪犯罪が次々起こり、労働者階級は貧困化し、日本社会の劣化が続いている。その原因は戦後改革で作りあげた高度経済成長の仕組みを、強欲から外国の陰謀にのせられて叩き潰した結果である。
反労組・反ストライキ・労組の家畜化が根本的に間違いである。労働組合の経済闘争の発展無しに資本主義の経済成長はないのである。
増税前提のバラマキで岸田政権の支持率は下がり続けている。また自民党と公明党の間には候補者擁立を巡り対立している。それなのに細切れ野党には政権構想すらない。やれ「共産党とは共闘しない」という国民や維新は自民の補完物に過ぎない。
最大野党の立憲民主党は党内に野党政権をつぶした管や野田が居るので国民が嫌気を持っている。この国は政権交代の可能性を喪失し、国政の亡国路線が続く。
政権を握る自公には経済成長の戦略がなく、野党には国民の望む政権交代の戦略がない。自民党は一強政治家がいなくなり、政権のかじ取り役が不在で現在漂流中だ。最大派閥の安倍派は指導者を決めることもできない。
岸田首相はアメリカの言いなりで、しかも連立政権内に隙間風が吹いて、支持率が下がり続けている。これは政権交代の好機であり、臨時国会で再び「解散風」が吹くのは避けられない。
岸田政権には日本の安全保障の構想がなく、アメリカ言いなりでウクライナを支持し、3正面に核保有の敵を作り挙げた。あまりにも無責任な外交と言うしかない。
このままでは日本はウクライナのようにアメリカの戦略の捨て駒にさせられる。アメリカの戦略は同盟国を犠牲にして、ロシア・中国を衰退させることである。
しかし野党があまりにもふがいなく政権交代は起きそうもない。細切れで政権交代の統一戦線政策さえ提起できない無能ぶりだ。
政治を経済成長へと誘導する立場の財界は、目先の利益に目がくらみ、強欲の資本主義の政策ばかり追求し、日本経済は縮小を続け、社会は劣化し続けている。
政権交代がなければ政治も企業も腐敗する。無能政治家と財界人が、日本を漂流させ、亡国へと導きつつあるのが現状なのである。
全国の労組活動家が政権交代に向けて何ができるかを真剣に考えるべき時である。
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