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新世紀ユニオン発行のニュース

会社の就業規則のことを教えてください



 私は昼休みによく来客当番をさせられます。この時間は残業代にならないのでしょうか?私は実労働時間の賃金請求についての証拠等の知識がありません、ぜひ教えてください。



 休憩時間に来客当番としての待機時間は労働時間となります。一日8時間、又は週の法定労働時間を超える場合は法律上割増賃金の支払い義務が生じます。新世紀ユニオンでは、昼休みの来客当番での待機時間を残業代として支払わせた例があります。

 労働者は、現実に労務の提供をしなければ、その対価である賃金を請求できません、これをノーワーク・ノーペイの原則と言います。したがって労務の提供が賃金請求をするうえで請求原因となります。ゆえに労務の提供をした実労働時間の立証は労働者がすることになります。

 実際の時間管理は会社側が行っているのに、労働者側が立証しなければならない点が、この法律上割増賃金の請求を困難にしている理由です。また残業については会社側が残業の指示・命令はしていない、勝手にしたので残業ではない、と主張してくる場合があります。

 つまり労働時間の該当性や業務関連性有無について、客観的に使用者の指揮命令下にあるかどうかが判断の基準となります。管理者が時間外にメールなどで命令・支持をしていた場合は、在宅であっても作業時間は残業となります。

 実労働時間の立証手段には次のようなものがあります。タイムカード・タコグラフ・日報・業務報告・パソコンのログイン・ログアウト記録、メールの送受信記録、入退館記録などセキュリティデータ、メモ、手帳の記録などがあります。自分が残業した場合は、手帳にメモで記録しておくことが重要です。

 タイムカードをスマホで写真に撮っておくことも証拠になります。

 新世紀ユニオンであつかった事案で、高級料亭の中居さんが和服に着替える時間(毎日1時間)を残業代として払わせた例もあります。

 使用者が管理しているタイムカード、賃金台帳の写しの開示を求めることができます。開示しない場合は証拠保全の手続きもできます。訴訟提起後は文書提出命令を求めることもできます。労働時間については様々な問題がありますが常々自分で創意工夫して証拠を残すように心がけてください。以上参考にしてください。
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