「日雇い派遣」や「偽装請負」や「パート」「期間従業員」「アルバイト」の名で差別的な働かせ方が増加している。正社員 と同じ仕事をしているのに生活保護費より安い賃金で、その日暮らしのワーキングプア(働く貧困層)と呼ばれる人達が増加している。
こうした非正規雇用がすでに日本の労働者の3分の1を占めるまでになった。正社員がどんどん非正規化されている現実がある。いつ自分の番が来るかと、不 安に思わざるを得ない。
「連合」の幹部がメーデーのあいさつで「格差問題に取り組む」と大見得を切った。これまで政府の各種審議会に参加して、労働法制の改悪に協力してきた者 が「格差問題に取り組む」と言ってもまったく信用できない。
新聞各紙の論調を見ると「格差是正のため正社員も協力しなければ」といった主張が増えている。「連合」の格差問題とは正社員の賃下げのことであるらし い。どこまでいっても経営者の利潤の拡大に協力するのが“家畜労組”なのである。
規制緩和が労働者の労働条件の悪化に与える影響は破壊的である。「格差是正」は、規制強化による労働者保護への転換でおこなわれるべきだと思う。
正社員の賃下げを意味する「連合」幹部の格差問題の解決とは“労働条件の低位水準化”のことなのである。
能力主義とは賃上げ原資を他の労働者の賃下げで生み出す制度であった。世の中がますます労働者にとって展望のないものになってきているように思う。
日本の労働者が家畜労組に見切りを付けて、新しい闘うユニオンに自らを組織しなければ、労働者に明日への展望は切り開けないと思う。
虐げられし者(労働者)は、飼い馴らされた“家畜”から“野生”に帰るべき時だと思う!
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