マスコミの鳩山政権へのネガティブキャンペーンは酷すぎる。「政治と金」の問題にしても、民主党だけの問題ではない。自民党は隠ぺいが上手なだけだ。
普天間移転問題を長年にわたって放置したのは自民党政権だ、しかも沖縄の米海兵隊の移転に3兆円も支出することを約束したのだから売国奴と言うべきだ。
普天間問題がマスコミの言うような「政権の命運を左右」(朝日新聞)することにどうしてなるのか?そもそも冷戦が終結して、どうして米軍が日本に駐留する必要があるのか?思いやり予算を年間2000億円も出すから日本に居座っているだけだ。思いやり予算を全額削減すればアメリカ軍は帰っていくしかない。
日本から金をむしり取ることしか考えていない軍隊など不必要だ。
アメリカは中国に対して「在日米軍は、日本軍国主義のビンのふただ」と語っている。日本を支配するための軍隊なら、日本を防衛するための軍隊ではないのだから、日本の税金を使うことはやめるべきだ。
我々は「米軍は空母だけでいい」と語った小沢氏を支持する。アメリカにキチンとものが言えるのは小沢ぐらいだ。今日本のマスコミが反小沢のキャンペーンを張っているのは官僚とアメリカの政治的意図を反映していると見るべきだ。
トヨタへのアメリカの態度もまた金をむしり取るのが狙いなのである。
現行の「日米同盟」が支配従属同盟であるのは明らかで、こんな関係は本当の同盟とは言えない。
民主党政権はこれを一新するような方向性を出すべきだ。
日本のマスコミはアメリカが支配しており、したがって政府はマスコミに振り回されないようにしなければならない。
冷戦終了後の日本の防衛という視点で普天間問題をとらえるべきで、対米自立を初めから放棄した売国奴の自民党政権の約束などホゴにすればよいのだ。
自民党は、自分が普天間問題で3兆円も出す約束をしていながら、14年間も移転問題を放置しておいて、民主党の見直しを批判している。彼らには批判する権利は無いことを指摘するべきだ。
沖縄の植民地状態は、冷戦が終わった今必要はない。アジアに敵がいないのに、なぜ米軍の出撃基地に日本がならなければならないのか?道理に合わないのである。
日本の官僚は、民主党政権の天下り先に対する対応で立腹し、「政治と金」の問題で小沢攻撃を強めている。アメリカも日本から米軍を追放しようとしている小沢に怒りを持っている。日本のマスコミの反小沢・反鳩山のキャンペーンは、官僚とアメリカの合作の反映なのである。
鳩山首相は元々米軍の有事駐留論者である。それなら、その主張にもとづいて沖縄県民の求める県外・国外への移転を求めるべきだ。
自分の国は自分で守るという姿勢を示すことが必要なのである。
我々は、対米自立の原則的立場から普天間問題を処理すべきことを主張する。
鳩山首相は今こそ対米自立を国民に語るべきだ。有事駐留論は対等の同盟でなければ実現できないのだから、今こそ自民の従属同盟に終止符を打つべき事を堂々と主張すべきである。
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