労働相談を受けていて感じるのは、すぐに暴力を振う経営者が増えていることです。胸倉をつかむ、殴る、蹴る。また部下に些細なことで処分を加える経営者が増えています。何かと言うとすぐ「辞めろ」と言い、首をちらつかせると労働者が一生縣命に働くと勘違いしている経営者もいます。
そのため労働者に出勤停止処分などを出す例が多く見られます。パワハラを行う経営者や上司も増えています。「人を入れ替えていく」と宣言し、ハラスメントで「プレッシャーを加えれば怠けずに働く」と思っている経営者が増えているのです。
かっての人手不足の中での終身雇用制の家族的労務管理から、大量失業の中での能力主義に変わる中で、労務管理が権力的になってきているのが労働相談をしているとわかるのです。このため職場での差別や選別や人権侵害も増えています。この反映で労働者の中の愛社精神もなくなってきています。
つまり大量失業は雇用する側の力を増大させ、権力的労務管理を拡大しているのです。このため組合を作りたい、ユニオンに加入したいという労働者も増えています。労働者は一人では無力だ!団結しなければ雇用は守れないと考える労働者が増えているのは良いことです。
アメリカが世界に広げた新自由主義は、野蛮な搾取とともに日本に新しい労働組合(ユニオン)を生み出したのです。権力的労務管理がユニオン発展の根拠であるのです
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