新世紀ユニオン発行のニュース

辞めてくれと言われた時の対応について

 労働相談を受けていて感じるのは、会社から辞めてくれ、と、言われた時の対応のまずさです。
 会社は退職金を安くしたり、予告手当を払いたくなかったりするため、なるべく自己都合退職にしようと画策してきます。だまして退職届を書かせようとしてきます。
 そのために女性労働者に「夜遅くまで働ける人がほしい」とか、その人が受け入れがたい要求を出してきます。
 10数年も事務(経理)をやってきた女性に工場の現場作業の配転命令を出す例もあります。配転を受け入れないと「あなたのする仕事がない」と「今すぐ退職届を書け」と言ってきます。この時「私は辞めません」とはっきり言わなければなりません。
 労働者の方は辞める気がないのになぜ退職届を出さなければいけないのか?と思うのですが、根負けして退職届を書いてしまう人が多いのです。
 会社は辞めさせるなら解雇通告書を出せばいいのに、なぜ自己都合退職にするのでしょうか?それは会社都合で辞めさせる場合は通常の退職金にプラスαを支払う必要が出てくるからです。政府の雇用給付金を受ける場合も解雇は避けなければなりません。
 そんな理由から無理に退職届を書けと強要し、労働者が退職届を書くと、次は健康保険証や就業規則を返すよう要求してきます。これらを返却すると、自己退職を「追認」することになります。こうなると退職届を撤回するのが難しくなります。
 「辞めてくれ」と上司や社長に言われたら、まずなぜ自分が辞めなければならないか? 説明してほしいと言い、メモを取るようにすること、できればICレコーダーに録音することが重要です。
 あとは「1週間ほど考えさせて欲しい」と答えてユニオンと相談する時間を確保することが重要です。
 自分が辞める気がないなら絶対に退職届を書いてはいけません。解雇通告書を出してもらった方がまだ闘えます。しかし自分から退職届を出すと雇用を守ることは難しくなります。
 労働相談を受けていて一番困るのが退職届を自分で書いて提出してから相談に来る人です。せめて退職強要の段階で相談に来るのなら雇用を守ることができるのですが、退職届を出し終わったあとで、裁判でその退職届の無効を争うのは非常に難しいのです。
 法律を知らない人は、あらかじめユニオンに加入して、いつでも対応を相談できるようにしておく必要があるのです。リストラ時代には半分以上の人が雇用不安を持っています。ユニオンに加入しておくと安心感が違います。
 労働者は1人ぼっちでは無力です。だからこそ新世紀ユニオンに加入し、信頼できる仲間を作っておくこと、必要な知識を身に付けておくこと、組合員になって困った時は集団で解決できるようにしておくことが必要なのです。
 正社員であるという事は今では本当に貴重な事だと思って下さい。正社員であるという事は「期限の定めのない雇用」であり、定年まで働く権利があるということです。この権利を上司に「辞めてくれ」と言われただけで捨ててはいけません。
 気の弱い人、上司に反抗できないような人は、あらかじめ新世紀ユニオンに加入して、自分がリストラの標的になることに備えることが大切です。それは自覚した組織労働者になるということです。
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