現在国立大学は、法人化され、大学としての特権を保っているが、文部科学省の指導下に置かれておらず、暴走が目立つ。すなわち、大学は、運営費の削減により、経済的にも追いつめられている状況も相まって、その権力を武器に教員を簡単に、解雇などの処分を行なっているようである。
その為、大学を相手取った教員による訴訟が全国で多く見られる。現在、日本の大学では、簡単に言うと、モンスター学生の言うことを全て真に受け、まともな調査もせず、事実と認定し、処罰してくるという体質があるようで、益々モンスター学生を増やす傾向がある。全く素人が、集まって、刑事ごっご、裁判ごっごという遊びをして、処罰してくるのであるから、まともな判断はありません。詳しくは、下記の通りです。
私は、モンスター学生が共謀し、事実無根の訴えを起こされました。平成20年5,6月の事です。いつも、学生にせがまれ、飲みに連れていっていたのですが、近隣の研究室の教官が、私を陥れるために、卒業の楽な研究室に移してやるなどの餌を与え、企画し、虚偽のパワハラ・セクハラの訴えを起こされました。
大学側は、この陰謀を画策している学科長の言うことを真に受け、最初から結果ありきの調査をしました。例えば、人権委員会の調査では、絶対に相談内容を前もってあかすこともなく、突然呼びつけ、4時間半にも及ぶ調査で、100以上の難癖をつけ、怒鳴り、叱責し、罵り、やってもいないことに対して、「あなた、公文書偽造ですよ」と怒鳴りつけ、私を刑事犯のように罵り、また、私が、学生に怒鳴っていない旨を伝えても、その内容も明かさずに、「あなたが怒鳴っていないとこの様なことは、あり得ない」と怒鳴られ叱責され、言葉の暴力、パワハラ(重大な人権侵害)を受けました。
この聴取の最後に、私の言い分を聞かないのは、おかしいと訴えたところ、調査委員会委員長は、「あなたには、また、そういう、言い分を言う機会が2回ある」と答えている。すなわち、さらに、上の委員会に上げて処罰すると言う意味である。最初から処分ありきの調査であり、訴えた全内容、調査結果を開示しないことは、防衛権の剥奪であります。
こちら側から、弁護士を立てて調査してもらい証言を提出しても、それは、嘘であると認定し、先日処分を受けました。誰に、何を訴えられているのかも、開示されず、一方的な質問をされ、処分されても、何を反省するべきかわからない。こちら側は、裁判のために、これ以上の証拠を現時点で出す事も出来ず、十分な反証を弁護士に大学側に出してもらいましたが、無視でした。また、私が受けた調査自体がひどいパワハラでした。
先日、処分をされるときに、学長に、調査自体パワハラであり、2年にも及ぶ精神的な苦痛を受けたことについて、責任を問うたところ、「そのようなことは、無いと思う」と答えた。思うかどうかではなく、事実かどうかについて、大学で録音を取っているのだから聞いて下さいと言っても、「無いと思う」だけの返事であった。極めて無責任であるとしか言えません。
現在の制度では、検察と裁判所の両方の機能を、大学が行なっているのですから、一度疑いを持ったら、絶対に面子にかけて処罰してきます。このまま大学が朽ち果てていくのを手こまねいて見ているだけでなのでしょうか? 国民の血税が使われて、運営されているのです。国立大学のランクの低いところは仕分け事業で、倒産、廃校した方がマシであると思います。
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