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◆私の不当解雇撤回闘争!

 “理由を告げられないままの自宅待機、さらには出勤停止、そして、最後には出向命令を拒否したとしての解雇”。

 “忘れもしないあの日”から、はや、2年が過ぎてしまいました。私は、平成16年にHという会社に入社し、女性チームのリーダーとして日々業務に精励していました。ところが、上司である大阪の所長が、男性から女性のK氏に変わると、職場の雰囲気が一変してしまったのです。今考えてみると、このときから、私は現代の『女工哀史』のヒロインになったのかもしれません。

 責任者となったK氏は、権力に接近し、常に、その保護を得ることに長けた人物で、この特技をフルに活用しながら、私のチームへの攻撃を始めたのです。そして、そのやり方も巧妙で、ときには、ありもしない業務上のミスを捏造し、それを私の責任だとして、東京の本社に報告するようなことまで行ったのです。当然のこととして、私は、事実無根であると訴えたのですが、本社の上層部は、K氏の報告を鵜呑みにするばかりで、私の主張に耳を傾けようとはしてくれませんでした。

 そして、K氏の極めつけの作戦が、平日・土日の深夜・早朝を問わぬ、メールによる業務指示の濫発でした。彼女の狙いが、所定労働時間外においても、私とチームメンバーを自分の指揮・監督下に置き、精神的に追いつめるためであったことは言うまでもありません。このようなことから、チームメンバーが、1人、また1人と、体調を崩して会社を去って行ったのです。

 “病気になんかなるものか”と頑張っていた私も、K氏の執拗な攻撃には勝てず、しだいに、体調に異変を感じるようになり、ついには、休養を余儀なくされてしまったのです。K氏の行為は、まさに“卑劣な職権の濫用”であり、“気にくわない奴に対するイジメ”そのものだったのです。

 その後は、世間一般によくある、悲劇的な“不当解雇の定石”が待っているだけで、した。つまり、休養の結果、就労可能なまで体調は回復したのですが、会社は、何だかんだと理由をつけて、私の出社を認めず、明確な根拠すら示さないまま、「降格・減給」・「自宅待機」・「出勤停止」と二重三重の不当な処分を繰り返したのです。これは、K氏からバトンを引き継いだ、会社による“気にくわない奴に対するイジメ”の継続に他なりませんでした。

 この間、私は、会社に対し“自分をこのように処遇する理由は何なのか”“勤労の権利、働く喜びや誇り、そして、人間としての尊厳を何故傷つけるのか”と再三に渡って抗議したのですが、誠意ある回答が示されることは一度もありませんでした。

 そして、忘れもしない、平成17年8月、会社は、私に事前の打診すら行わず、一方的に東京の子会社への出向を命じてきたのです。この出向命令は、何らの業務上の必要性もなく、私を大阪の職場から東京の職場へと隔離し、精神的打撃を与えることを目的して行われたもので、業務命令権の範囲を逸脱した違法なものでした。

 私は、このような人権侵害ともいえる命令を、到底受け入れることなどはできず、当然の権利としてこれを拒否しました。しかし、会社は、「本出向命令は、適正な人事配置の観点から行ったもので、正当な人事権の行使である」として、私がこれを拒否するのを待っていたかのように、“不当解雇の定石”の最後の一手を放ったのです。そうです、“懲戒解雇”です。

 私は、H社に入社以来、自身に与えられた役割期待を完遂するため精一杯頑張りました。また、会社に不利益を与えるような行動も、出勤停止や解雇となるような、重大な業務上のミスもしていません。でも、最後は、「お前は、とんでもない社員」だというレッテルを貼られ首にされたのです。

 このような、不当解雇は許せない! 一瞬にして労働者を無収入に追い込み、職場で築いてきた人間関係も突然断ち切ってしまう、これまで歩んできた一人の人間としての尊厳まで傷つける、ひいては、人格を発展させる重要な可能性まで奪い去る。

 今、私は、闘っています。裁判という土俵の上で。会社の違法な行為に“泣き寝入り”はしません、“泣き寝入り”は、自分のこれまでの人生を自ら否定することになるからです。“闘いの主役は私です”、しかし、一人では闘えません!人間なんて弱いものです。

 でも、私には強力な支えがあります、それは、新世紀ユニオンの方々と家族です。私は、この支えがあるから、今も、そして、これからも闘っていけると思います。早いもので、私の闘いも2年半になりますが、この間、一番勉強になったことは、まず、自ら学ぶ、そして、専門家から適切なアドバイスを受ける、人任せにしない、闘っているのは自分なんだという強い自覚を持つこと、そうすることによって、自らを高めていくことができるということです。

 体調を崩し休養を余儀なくされた時には、正直、K氏のことを恨みました。でも、今は、人をイジメル人間は、本質的に脆弱な精神の持ち主で、いつも不安感から“私は、あなたの味方ですよ”“私は、あなたの忠実な部下ですよ”“あなたは、素晴らしい人ですよ”と寄り添ってくる人物しか受け入れることのできない、可哀想な人なんだと思えるようになってきました。

 最後に、私の解雇撤回闘争も大詰めを迎えようとしています。証人尋問も終わり、順調に進めば、来年早々に結審となる見込みです。会社という団体が集団で一人に的を絞り、イジメや嫌がらせを繰り返し、自主的に辞めない者には、仕事を取り上げて退職を強要する、このようなことが、当たり前化している日本と言う国は、今後どうなるのでしょうか。イギリスやドイツには合法的抑圧(イジメ)に対する配慮義務の法が整備されていると聞きます。日本においても、同様の法案化が早期に実現することを望みます。
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