最近の新世紀ユニオンへの労働相談の多くがパワー・ハラスメント、モラル・ハラスメントがらみです。多くの人が退職強要で上司の嫌がらせ、あるいは同僚を巻き込んだデマや悪口で精神的に追いつめられています。
終身雇用制から能力主義に変わったことが職業技能の継承を困難にし、モラル・ハラスメントを急増させ、さらにはリストラで安上がりに解雇するためパワー・ハラスメントの急増となっています。このため職場の4分の1の労働者がうつ病という会社すら出現しています。
社員にプレッシャーをかけることが生産性を上げることだと信じている経営者の誤りの結果、多くの労働者が無防備で精神的暴力にさらされ、過労死や過労自殺が急増しています。
退職強要や上司のパワハラにさらされた多くの労働者がうつ病や人格障害などの精神的被害を受けています。ところが日本にはハラスメント防止法がないため、ハラスメントが違法のレベル(違法解雇等)に達しなければ裁判に持ち込めない歯痒い現状があり、これが労働者の被害を拡大する原因となっています。労働契約法の労働者の安全への配慮義務だけでは不十分である。
すでに欧米の多くの国でハラスメント防止法が制定されています。
日本もフランスのように罰則付きのハラスメント防止法を制定しないと労働者も企業も、国家も多大な損失を被ることになります。
新世紀ユニオンは「ハラスメント防止法の制定」の運動を全国の労組・企業・法曹界に広く呼びかけるものである。
新世紀ユニオン
スポンサーサイト
!!ここに掲載の広告は 当ユニオンとは一切関係ありません!!
« 給与総額最大の落ち込みが意味するもの!
l ホーム l
自殺者急増が示す社会の劣悪化! »