新世紀ユニオン発行のニュース

◆民営化を前に多くの労働者が失われていく…

 私が勤務している郵便局では、今年度末に8人もの労働者が勧奨退職(50歳以上または勤続20年以上が対象)で定年を待たずに辞めていきます。各班から2人も辞めている計算になります。

 これが最後の割増退職金でしょう。その退職に伴って、後補充の正社員が来るとは聞いていません。また、アルバイトの人も「より条件の良い」仕事を求めて辞めていく人がいます。

 さて、このために、某JR&近鉄の駅前のオフィス街を含む地域を配達できる人が私の班からほぼ全滅してしまいます。そこで、転勤して間もない私が、風邪ひきでしんどいのに先週の月曜日になっていきなり配達させられる羽目になりました。

 彼ら退職予定の人々は、残された年休を消化するために休んでいます。したがって、わからないことを聞くにも相手がいないのです。特に、会社宛ての郵便物は、誤配や遅配をしただけで、裁判に訴えられることがあります。名前や住所が似ていても実はライバル企業だったりします。

 ところで、その地域の郵便を区分できる人がいない日があります。朝一番に郵便を区分しなければ配達の仕事が始まらないのですが、私が始業時間前に仕事をしていなければ、その地域の精通者でない誰かほかの人が「代わって」始業時間前の仕事をやってくれているのです。

 精通者3人(正社員2人、バイト1人)のうち、正社員1人は退職予定、バイトはインフルエンザで欠勤中です。普段でも欠員状態なのに、今日現在はさらに輪をかけた超欠員です。この中で、新たな仕事を覚えるのは、不安以外には何もありません。わたしは、1日も早くその地域を覚える以外に何もありません。

 普段の「バイトが足りない」状態が続いて半年以上経っています。私たちはこの状態に「順応」してしまいました。しかも「人件費削減」のため、残業も規制されています。それで、ほとんどの人は始業時間前の労働(フライング)などのサービス労働をしています。

 課長は支社の人や郵政監察官(警察みたいなことをする)が臨局していない限り全く声かけしません。それでみんなはこの悪しき習慣に「順応」しています。どんなにきつい仕事でも「順応」さえすれば楽になってしまいます。

 「慣れ」は恐ろしいものです。したがって、経営者は労働者のその「順応」を悪用して仕事が増えているのに労働者を減らしていきます。密度を上げて仕事をすればするほどそれに「順応」するため、仕事をすればするほど労働者が減らされていきます。

 以上のことを箇条書きに順番にまとめると、

(1) 減員
(2) 仕事量の増加
(3) 労働密度のUPやサービス労働
(4) その労働環境に「順応」
(5)「ゆとり」ができる

 上の(1)から(5)は順番に悪循環します。当然(5)の次は(1)に戻ります。最初にすべきことが(1)の減員です。

 その悪循環を断ち切るべく大手の労働組合がまともな仕事をしていないのは、組合費を払うのがばかばかしくなります。この悪循環を断ち切れる唯一の手段は大手の労働組合がまともな仕事をすることです。
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