私は夏休みに、南海特急(サザンかラピート)に乗って大阪府南部で海水浴に行っています。特急の車掌のほとんどは女性です。しかも、関空の影響か飛行機の客室乗務員(あえていうならスチュワーデス)のスタイルをしています。約10年前からほぼ毎年同じ海に通っているのですが、10年前も特急の車掌は女性でした。
実は、この女性の車掌が南海電鉄の職員でなかったことを知ったのは、つい最近です。インターネットで「女性 車掌」と検索して、この事実を初めて知りました。
彼女らは『株式会社 アバン http://www.avan.co.jp/』の従業員で、南海電鉄へ派遣されています。なんと、株式会社 アバンの会社案内を読むと、主な取引先が「南海電気鉄道株式会社」となっているではありませんか。
男性の車掌や運転士、他社の乗務員は派遣やアルバイトも考えられますが、鉄道の世界で働く女性はひときわ目立ちます。派遣労働者の受け入れ期間は1年なので、それを過ぎて同一労働者を受け入れようとする場合は、派遣先はその労働者に雇用の申込義務があります。また、直接雇用の努力義務があります。そのため、直接雇用しようとした段階で、派遣時よりも賃金が大幅に下がるのが落ちなので、事実上1年限りの使い捨てです。だから、南海特急の女性車掌はいつも若い人ばかりなのでしょう。
電車の車掌は単なる接客業ではありません。乗客の安全や車内の防犯の仕事があります。場合によっては飛行機以上かもしれません。だから、直接雇用した上で、自分の会社で責任を持って雇ってもらいたいです。男女問わず電車の運転士になることも視野に入れて車掌として働いてもらいたいです。
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