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オバマ外交の特徴を正しく認識せよ!

 アメリカは戦後最大の信用危機に直面して、黒人大統領のオバマを登場させた。ブッシュの戦争政策とグローバル化による地球規模での投機の過熱がサブプライム債権の崩壊を招いた。この結果米軍のイラクからの撤退は、帝国主義的政策の和平への転換を示している。つまりオバマはカーターと同じく「息継ぎの和平」のために登場した人物であり、軍事ではなく欺瞞が、単独行動主義ではなく多極協調主義の外交がその特徴なのである。
 外交的欺瞞の第1が「非核演説」である。オバマは「核のない世界」を目指すと語りながら、他方で「私の生きている内に実現するのは難しいだろう」とも語っている。つまり「非核演説」は欺瞞であり、口先だけのものである。
 アメリカは戦後最大の経済危機の中で産軍複合体のアメリカ経済は戦争の傷を癒すための「息継ぎのための和平」を必要としている。
 国内的には黒人暴動を抑制する役割で起用されたのであり、したがってアメリカの凶暴性がなくなったわけではないのである。
 日本のある野党の党首がオバマの欺瞞にだまされて手紙を出し、アメリカ大統領から返事が来たと大騒ぎしているが、彼らは帝国主義和平の意味が分かっていないのである。つまり産軍複合体の経済が続く限りアメリカ軍の侵略が終わることはないのである。アメリカは財政的苦境から見るならアフガンからも撤退すべきなのである。しかし多極協調の外交で主導権を握るには軍事力を誇示しなければならない、そのためのアフガンでの「反テロ戦争」なのである。
 北朝鮮の限定的核保有は、アメリカにとって日本と韓国を従属下に置く上で有益であり、中東への核とミサイル技術の流出がなければ、アメリカは朝鮮半島の現状固定化が望ましいのである。
 アメリカが恐れているのは韓国と日本が核武装することである。核戦略兵器の保有は、米軍の「核の傘」を必要としない、自立を意味するからである。一国覇権主義の時代が終わりつつあるとはいえ、東北アジアにおける日本と韓国を握っておくことは、アメリカの多極協調の外交にとってもっとも重要といえるものである。
 NATOは東ヨーロッパに拡大し、ロシアは中国、インド、イランなどと上海協力機構で同盟関係を拡大している。中国はアフリカの資源と市場の獲得にまい進している。
 日本だけが多極化の時代の戦略を持ち得ていないのである。
 多極化の時代は没落する大国にいつまでも依存できないのであり、多極外交で国の安全を計るには対米自立していなければならない。
 日本はアメリカ1国に追随して「捨て石」にされる危険を見ておくべきであり、アメリカ以外の大国との戦略関係を強化しておくべきである。
 多極化の時代には戦略に基づく外交で孤立を如何に回避するかを展望しておくべきことが不可欠な時代なのである。
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