新世紀ユニオン発行のニュース

退職勧奨を長期にわたって受けています?!


 私は約6ヶ月前から社長や役員から自主的に退職するよう退職勧奨を受けています。ところが会社は最近2名を新規採用しました。
 つまり業務上から見て私が退職する必要性はないと思われるのですが、何回も呼び出され退職届を出せと言われ続けています。
 私が「退職の意思はありません」と言っても「君は誇り高い人間だから自分で判断しなさい」とか「君のする仕事はない」とか言って決断をせまります。まるで自分の権力を見せつけるかのように「辞めてくれ」を繰り返します。
 私はいつ解雇が出るか不安で仕事に力もはいりません。こんな不安がいつまで続くのかと思うと将来への不安が一層つのってきます。
 どうしたらいいでしょうか?


 退職勧奨が特定の個人に6ヶ月も続くのは異常です。ふつう退職勧奨は早期退職募集という形で使用者が労働者に退職の条件(退職+上積み退職金何ヶ月分)を提示して、期限を切って希望退職をつのるものです。ところが相談者の場合は自己退職を長期に要求する形で上積みの退職金も提示されていません。
 経営上の人員削減の必要性も無いようです。単なる合意解約の申し入れですから「私は辞めません」と答えれば終わりなのです。それが6ヶ月も退職勧奨が続くのは社会通念上の相当性を欠くやり方と言えます。辞めさせる必要もないのにパワハラを続けているとしか思えません。
 一般的に労働者には退職勧奨に応じる義務はありません。
 会社は解雇を回避する努力をつくさねばなりません。「辞めろ」と言う前に従業員の賃金・役員手当等のカットや一時帰休などの対応を取るべきです。
 新たに2名の社員を採用しているぐらいなら単なる自己退職を誘引している段階と思われます。対応策としては(1)面談の記録を取る(2)きっぱりと断る(3)内容証明郵便で退職強要を止めるよう通告すること(4)団体交渉で退職勧奨を口実としたパワハラであるとして、退職強要の中止を要求する、などの対応が考えられます。
 今後遠隔地配転などが出ることが考えられますが、それは経過から見て退職強要を目的とした配転であるので無効です。
 長期に退職勧奨を続け、精神的に追いつめてくるやり方は社会通念上の相当性を欠くやり方と言えます。
 最後まで自己退職を拒否して、会社側の攻撃が解雇などにエスカレートするまで待つことも必要です。会社の違法性が明確になるまで断固拒否して下さい。
 こうした会社幹部の退職届を書け、との執拗な退職強要に根負けして、実際に退職届を書いてしまう人が多くいます。あなたが6ヶ月も退職強要を拒否していることはすばらしい事です。一度退職届を書くと取り消すのは難しいのです。それよりは懲戒解雇や普通解雇の方がまだ闘いやすいと考えて下さい。
 長期に精神的重圧を加えるパワハラは損害賠償の対象といえなくもありません。証拠を残し反撃に転じる準備をしておくべきです。
 会社の退職強要が違法性を持ってきた時が勝負となるでしょう。
スポンサーサイト
!!ここに掲載の広告は 当ユニオンとは一切関係ありません!!
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
 ブックマークこのエントリをはてなブックマークに登録 このエントリを del.icio.us に登録 このエントリをlivedoorクリップに登録 この記事をPOOKMARKに登録する このエントリをSaafブックマークへ追加 newsing it!

プロフィール

ユニオンニュース

Author:ユニオンニュース



一人でも入れる労働組合「新世紀ユニオン」が発行するニュースのサイトです。

新世紀ユニオンの組合費、拠出金等に関する高等裁判所の判決文を掲載しました。 拠出金高裁判決

検索フォーム
アーカイブ

カテゴリ

最新コメント
最新トラックバック
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
  1. 無料アクセス解析