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消えたイラク開発基金87億ドルの謎?!

 報道によると2004年から07年にかけてのイラク開発基金の91億ドルの内87億ドル(約7656億円)の使途が分からなくなっているという。(7月29日付朝日新聞)
 この基金はアメリカ国防総省が管理していたもので、イラクの石油輸出代金や旧フセイン政権の在外資産などを積み立て、イラクの戦後復興に使われることになっていた。
 イラク開発基金は03年に国連安全保障理事会の決議に基づいて米英暫定占領当局(CPA)が設立し、カイライ政府である「イラク暫定政府」が04年6月に発足してからは、形式として同政府がアメリカ国防総省に対し管理を委ねていた。
 大量破壊兵器を保持していると難癖を付けてイラクを侵略した米英の狙いが石油資源にあることは明白であったが、今回のイラク開発基金の略奪でイラク侵攻が強盗の戦争であったことが明白となった。
 2010年度のアメリカ政府の財政赤字が1兆4710億ドル(約128兆円)になると予想されており、このアメリカの財政赤字は過去最悪を更新することになる。
 ゲーツ米国防長官は、8月9日の記者会見で、アメリカの財政赤字が拡大する深刻な事態を踏まえ、国防総予算を5年間で約1000億ドル(約8兆6000億円)を「節約」するとの計画を発表した。
 アメリカ軍は、財政危機下でイラクとアフガニスタンで戦争を継続している。戦費を捻出するためイラク開発基金87億ドルを盗んだと見るほかないのである。
 アメリカ議会は、沖縄駐留海兵隊のグアム移転の費用の予算を7割削減したが、この狙いは、日本に「貢献」と称して費用負担を増額させるためだと言われている。
 金のないアメリカが世界でこれまで通り一極支配を続けるには、強盗のような汚い手口を使い続けなければならない。すでに中東・中南米諸国は反米の国が圧倒的に増えている。アメリカは孤立の道を歩んでいるように見える。
 オバマ米政権は孤立を回避するためにソフトパワー戦略を主張し、また欺瞞的な「核の無い世界」などとホラを吹いているのである。
 イラクの人民は、水や電気も満足に手に入れられない状態が続いている。産油国であるのに石油売却代金をアメリカにかすめ取られるのだから貧しいのは当然である。イラク政府がカイライでないなら、国際司法裁判所にアメリカの略奪行為を提訴して、87億ドルの返還を求めるべきである。
 アメリカ政府は、イラクとアフガニスタンから手を引き、その国の人民に国政をゆだねるべきである。日本のようにイラクを従属下に置き、長期に「うまい汁」を吸うようなことをするべきではない。イラク人民の民族自決権は守られなければならない。
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