私は、アナログ放送が停波するまであと1年を機に46型の液晶テレビを買いました。価格は30万円以上もしましたが、画質や音質は映画館並み!で臨場感は家庭内で十分に味わえます。しかし、実際に受信しているのは、地上波のみです。BS・110°CS・インターネットはつないでおりません。
地デジの特徴は、ハイビジョンとサラウンドです。そのため、地デジハイビジョンの恩恵を受けるためには、大画面のテレビが必要で、サラウンドを聞きたければ、それに対応したスピーカーシステムが必要です。また、デジタル放送の録画にはそれに対応したビデオが必要です。
いざNHK総合テレビを見ると、こんなものまでハイビジョンで見る必要があるのかと疑問が残ります。地デジへの切り替えのお知らせやNHK-BS番組の紹介ばかりです。また、民間放送では、コマーシャルがなぜか迫力があります。
CSやケーブルテレビの視聴者ならお分かりですが、教養番組や趣味の番組はCSやケーブルテレビで見なければなりません。ニュースはニュース専門のチャンネルが用意されています。当然それらは別料金です。インターネットにつながるということで、料金を支払ってNHKオンデマンド(見逃した過去の番組を視聴できる)を見ることができます。要するに、私たちが興味を持っている番組はほぼすべて有料だということです。
家電メーカーは高額な3Dテレビを今年の4月下旬から次々に出しています。そのため、大イベントであるオリンピック・サッカーワールドカップ・高校野球と薄型テレビが大量に売れるチャンスがあったのに見逃しています。そうなると、3Dテレビが買えるまでみんな買い控えるでしょう。
最後に、デジタル放送の受信できるテレビやビデオは全てコンピューターが搭載されており(テレビの中にパソコンが入ってると思えばいい)、パソコン用語があからさまに出ているので、パソコンを一度も触ったことがない人には非常に使いにくいです。ましてや、年寄りにとっては、チャンネルの切り替えやボリュームだけでなく、電源のオン・オフさえもできないことがあるかもしれません。地上波アナログは終了しない方がいいと思います。
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