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◆日本の労働者文化の硬直化と頑なさ

 私は、学生時代からマルクス・エンゲルスの文学・芸術論の著作を読みました。彼らは、「社会主義リアリズムは、こうあるべきだ。」とか「労働者文化以外の大衆文化は、すべてブルジョア的で退廃である。」と言った決め付けをせずに、当時の文学の中から、真のリアリズムが文学作品の中に流れている社会の実態から現れていることを指摘しています。レーニンも、「青年同盟の任務」でプロレタリア文化の唱えている論者に少しだけ指摘しています。

 これらの運動は、まだ発展途上であり、過渡期です。私自身は、学生時代にうたごえ運動に取り組んでいました。この時は、平和関係やこどもの歌が多くなっていました。私は、この現状が労働者のたたかいを励まさないことを感じ、うたごえ運動から離脱しました。

 日本の労働者文化は、「ボニージャックスなど古きよき時代の音楽が、わが国の文化における普遍性を持っている。」ことや「J-POP(日本の若者むけの大衆音楽)やモーニング娘、ジャニーズ事務所の男性アイドル、大塚愛などの若者向けの音楽は、利益第一主義である。これらは、ブルジョア文化の一翼を担っているのでお勧めではない。」、「組合員がいつも歌っている演歌も、所詮は退廃音楽だよ。」と労働者や大衆の関心に冷淡です。

 このような傾向は、自民党政権の弱者犠牲や格差社会での被害が大きすぎるために、労働者や勤労大衆を自己逃避や古きよき時代への回帰(郷愁)に誘い込む小ブルジョア的文化への迎合です。そして、アーティストや歌手などの現役の芸能関係者は、芸能プロダクションや大手レーベル、暴力団、右翼などの圧力で労働者との接近を恐れているために、自己逃避やトレンド(流行)だけを追い求めています。

 日本共産党員の長尾淳三東大阪市長や中西五洲全日自労元委員長は、演説や著作でジョンレノンの「イマジン」を取り上げます。ジョンレノンは、新左翼とも言われていましたが、弱者に対する愛情を持って平和の尊さをメッセージとして世に歌い継がれています。

 労働者文化が様々なたたかいを励ましながら、職場や地域、学園に根付いた創作活動を展開することが求められています。労働者文化の活動家は、この著作に依拠して現代日本の労働者の状態の変化や闘う労働者の関心ある大衆文化のあり方に応えた創作をしてほしいと思っています。
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