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新世紀ユニオン発行のニュース

会社とのあっせんを経験して

 私は、約4年前のパワハラが原因でうつ病を発症し、休職及び復職を繰り返していました。今年初頭に個室で軟禁状態で約4時間にもわたる退職勧奨を受け、それ以降露骨かつ狡猾なパワハラ及び退職勧奨を受け、7月に解雇予告を言い渡され、1ヵ月後不当解雇となりました。
 新世紀ユニオンに相談したのは予告を受ける前の1週間前で、その時に委員長から「恐らく会社は近い内に強硬手段に出るだろう」とコメントを受けました。そのコメントは現実となり、即日組合員となり、最初は穏便な手段として、社長宛の内容証明郵便による嘆願書を送りましたが、その時の会社の対応は、「誠意」とは甚だかけ離れた内容であり、且つ社会的にも認容し難い非常に「お粗末」な内容でした。
 次の段階として、労働局が事務局となっている、労働問題の専門家が「紛争調停委員」として申立人と相手方(会社)間の問題を解決すると言う「あっせん」の申請を8月末に申請しました。
 このあっせんは費用もかからず、裁判よりも迅速であるのが私にとってもありがたい制度と思い利用しました。結果は以下の通りでした。
 担当の調停委員は問題解決に関して消極的対応。「あっせんは労使間の『調整』をする場であって、どちら側(若しくは双方)に問題点があるか否かを『判断』する場ではないので・・・。」がそれを象徴していました。また当方の主張はほとんど耳を貸してもらえませんでした。しかも会社側は20分も遅刻して入室してくる始末。完全にこちらを見下している印象が見え見えでした。
 結論としては、「訴訟のステップの一つに過ぎず、役に立たなかった」印象でした。でもいい経験にはなったと思います。後、最近耳にする不当解雇関連の話からすると、この「あっせん」制度もあまり効力を持たなくなってきているような印象があります。労働局の方もしきりに労働審判を勧めていたのも印象的でした。
 私はこのまま泣き寝入りしたら会社の思う壺なので、早速調停の申請準備をしています。後、最近の経営者に言いたいです。「従業員を大切にしない会社は、どこかで取り返しの付かない痛い目に遭う」と。
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