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新世紀ユニオン発行のニュース

◆人事異動により今までの努力が台無しに

 私は、去る4月の吉日に同一県内の郵便局へ転勤になりました。寺社を含む観光地の多いところから石綿工場を含む工業地帯への転勤です。確かに自宅からは近くなりますが、ある意味では左遷だと思います。以前の職場で5年間も勤め上げてやっと慣れてきたのにということでしょうか。

 私は郵便配達員(本務者)なので、転勤は直ちに通区(配達地域を覚えること)のやり直しです。今月に入ってから2ネット方式(新集配)といって、接客しなくてよい受箱配達はすべてOB含む低賃金のゆうメイト(アルバイト)に任せることになりました。

 本務者は速達・書留・小包や集荷などの対面配達を原則とし、イベントゆうパックなどの販売活動をさせられます。そのために、本務者は大幅な人員減となりました。高齢?の本務者の中には、どうしても郵便配達がしたいという理由で退職してでもアルバイトになる人が少なからずいます。

 新任局へ行ったら、早速集配営業課長に怒られました。その1つは、あの悪名高きイベントゆうパックの件です。以前の局ではどれだけ営業をしていたのかと聞かれたので、「自爆営業していました。」と答えると、課長に「必要があって買うのならいいが、売る気がないのなら、辞めろ(退職せよ)。」と言われました。

 実際に以前の局に限らず、どこの職場でも内務のゆうメイトに対しても各イベントゆうパック1つずつ販売目標が課せられています。窓口に出なければ、電話応対もしない人に対しても義務が課せられています。自分で買い取るか時間外に「区域外営業」するしかないでしょう。

 課名が郵便課外務ではなくて、集配営業課と「営業」という単語が強調されています。また、課長に「昇進するつもりは?」と聞かれたので、「当分の間ない。」と答えると、「やる気がなければ辞めろ。」と言われました。試験の年齢制限のため30歳以上のゆうメイトは、現行法上はどんなに頑張っても本務者への昇進はできません。労働者の分断が見え見えです。

 勤務2日目は、通区指導です。班長経験ありのOBのゆうメイトから指導を受けています。アルバイトといえども、新任局にいる職員はみな先輩です。私もしんどいが、相手は高齢のためもっとしんどいのです。「職人技を盗む」どこではありません。「高齢者」を低賃金でこき使うということを目前にしました。

 ほかの本務者はというと、速達含む対面配達で、何かしら郵便商品の売り上げを1つは必ず持って帰っています。JPS(トヨタ流効率的作業法)が徹底しているため、各工程における時間記録や売上実績をみんながきちんと記録しています。私はプレッシャーどころか、息苦しさを感じています。私は、転勤どころか転職してしまったような気分です。業務内容が以前とは似て非なるものですから。

 私が転勤して見えたことは、2ネット方式の狙い2点です。1つ目は本務者とゆうメイトの双方に対するいじめです。これは、ゆうメイトには、書留等を持たさないことで、屈辱を味わわせることです。

 OB含むたいていの長期ゆうメイトは、少なくとも私より経験が長いため、書留配達もかえって安全です。賃金を下げるから生活に困り犯罪が起きるのです。ゆうメイトに対する差別・偏見が生じるのです。

 本務者はというと、前述したように、商品を売る気のない者は退職してもらうことと、書留を1人1日100本以上持たせることで、懲戒処分の危険性を増やすことです。書留の誤配や亡失は必ず懲戒処分です。損害賠償責任がその担当者個人にかかってくることがあります。2つ目は、「同一労働・同一賃金」の原則を守ることで、本務者とゆうメイトの分断を図ることです。

 こんなとき、プロジェクトと称して経営側の労働強化策に手を貸している労働組合の顔を見たいです。
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