トリノオリンピックを見ていて思うことは、競技そのものが欧米重視だということである。スキーやスケートはお金のかかるスポーツであるため、どうしても先進国中心・欧米中心になります。
複合やジャンプは、以前は日本人もメダルを取ることができた競技でしたが、ルールが日本人に不利に変更された結果、メダルが取れなくなりました。またモーグルのように採点競技の傾向が欧米に有利な採点であることを指摘しなければなりません。
こうした人種差別的な運営の中でフィギュアの荒川静香さんの金メダルはすばらしい内容でした。
荒川選手の練習を見て、その内容がレベル4の高難易度の技の連続ですばらしかったためロシアのスルツカヤとアメリカのコーエンは、ミスができないと追い詰められて、その結果堅くなり転んだと言われています。
ショートプログラムの後で、専門家の間では荒川選手が金を取ることが予想され報道されていました。
アメリカの大新聞がコーエンが2度も転んだのに銀となったことを「恥ずかしい」と書いて、その採点の偏りを批判しているそうです。
本当は村主選手がメダルを取っていたのは明らかです。
荒川選手は高難易度の技の連続で、かつ採点の傾向にも対応したすばらしい内容で、米欧偏重の人種差別的採点でも文句のつけようがなかったのです。
冬季オリンピックに身体能力の優れた黒人選手がなぜ少ないのか? トリノでは1人しか参加していません。これはアフリカが南国であるだけでなく、経済的理由から欧米に住む黒人がスキーやスケートをやれないことからきています。
フィギュア競技は「ロシアとアメリカ以外の金は採点の不公平から不可能」と言われていたのを、荒川選手が文句のつけようのない内容で、アジアで初めて金を取ったことはすばらしいことです。
ジャンプでメダルを取れなかったのは、ルール改悪による身長と体重でスキーの長さが短くなっていることに対応する練習方法を取っていないことに原因があります。
風洞実験で科学的なジャンプスタイルを研究し、踏み切り時のジャンプ力を増す練習をすれば、日本人でもまたメダルが取れるようになると思います。
日本民族の優秀性を示すことで、欧米の人種差別的採点やルール変更の壁を突破してほしいと思います。
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