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多極時代の外交の重要性について

 中国戦国時代の歴史を舞台として描いている宮城谷氏の小説を読んでいると、外交の重要性がよく理解できます。中国の戦国時代に外交に失敗するか、外交政策をとれない国家はかならず亡んでいるのです。

 今日の世界は中国の戦国時代とよく似ています。先進国の首脳が集まるG8は、春秋戦国時代の会同とよく似ています。米ソ二超大国が支配した時代と違って、多極化した時代には戦国時代と同様に外交が国の安全保障にとって死活的に重要となります。

 アメリカは日本が経済でアメリカを追い越しそうになったので、「日本の構造改革」を言い始めました。日本を金融支配し、戦略に組み込むことを狙っています。これが日本に対するアメリカの外交です。金融自由化と民営化、規制緩和による野蛮な搾取とリストラをアメリカの対日要求によって進められたのです。

 小泉首相は、多極外交とは逆に対米追随一辺倒外交を行っています。国の最高責任者が自国の安全保障を他国にゆだねることそのものが無責任のそしりをまぬがれません。

 アメリカの外交は、あくまでも「自国の国益」から出発しており、その国に追随して、他国のために自国の国益を放棄することは普通では考えられないことです。つまり、日本は普通ではないのです。民主党の小沢氏は、日本は「普通の国」になるべきだと言いました。小沢氏は「対米自立」という言葉を使うことを回避して「普通の国」と表現しました。

 多極化した世界で、自立し、戦略を持ち、多様な外交を展開して生き延びていくには、大国の属国に甘んじていては不可能です。

 今のままでは、日本はアメリカの戦争の手伝いで疲弊していくことになります。日本は既に、紙切れに等しいアメリカ国債を400兆円も買わされています。このお金は還ってきません。事実上の上納金です。また在日米軍基地の再編費用を日本は1兆円以上アメリカに負担を迫られています。アメリカに追随しても “食い物”にされるだけだということは明白です。

 歴史は、一国の指導者が他国に買収されて、他国のための売国外交を行って亡国に導いた例を数多く残しています。

 アメリカの国土は日本の22倍の広さがあります。大陸国家、覇権国家に従属する日本は小国です。小国が大国から自立するには、自国の周辺国に対して「頭も腰も言葉も行動も低くして」謙虚な外交を心がけなければなりません。

 とくに中国のような大陸国家と隣接している場合は、ところが小泉首相は中国・韓国やその他のアジア諸国と人民の神経を逆なでする靖国参拝を続けることで、日本を周辺国の包囲の中で孤立させ、対米追随を選択の余地なく押しつけ、まるでアメリカのために日本を外向的孤立状態におき、対米自立の必要条件を削ぐ外交を展開しています。

 小泉の「日米同盟の強化」は、アメリカの利益から出ており、それによって日本はアメリカに搾取されることになります。対米追随一辺倒の小泉外交は売国の外交と言うべきです。

 日本民族は偉大な民族であり、いつまでも他国の属国でいることを許してはならないと思います。今日本に必要なのは敵を作る一辺倒外交ではなく、平和のための多極外交だと言うべきです。
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